8.training with Chuya ページ16
Noside
マフィアの訓練所にて、蒼い目をした少女と、同じく青い目をした青年が体術の訓練をしていた
'体術の訓練'と云っても、子供がやるような遊び半分のものではない
ガチのやつである
その場で同じく訓練をしていた黒服たちは2人を見て恐れていた
こんな子供がとんでもない蹴りをかまし、そしてそれよりも幼い子供がそのとんでもない蹴りを躱すのだ
世も末である
青年は少女の上半身を狙っていたが、突然狙いを変えた
中「足元ガラ空きだぜっ！」
そのまま足払いをし、バランスを崩した少女の肩を思い切り押し、床に押さえつけた
A「いっ！？」
急な攻撃の展開についていけず、少女はそのまま床に倒れ込む
青年には容赦をするという概念がなく、少女は頭と背中を強く打ちつけたようだ
A「ゴホッゴホッ」
中「また俺の勝ちだな？A」
A「う''ぅ〜、痛いよ中也さん、、、」
わりぃわりぃ、と、特に気にする様子もなく、青年、もとい中也は笑い、少女、もといAに手を差し伸べた
A「う〜ん、、、何でかな〜？いっつも負けちゃう。今回はいい感じだと思ったのに、、、」
中「今回のは中々に良かったぜ？
上達してる。そこらの奴にゃあ負けねぇんじゃねぇか？」
そう云って、周りにいる構成員達を見遣る
その時の構成員達の心境はこうである
'え、俺たち？無理ですよ？戦いませんよ？
巻き込まないでください！！'
こんな身体能力お化けと云っても過言ではない2人に巻き込まれそうで、実に哀れである
A「じゃあ何で勝てないの？？」
少しムキになってAが云う
中「お前と俺じゃあ実践経験も元々の力の差もある
俺には俺の戦い方があるし、手前には手前の戦い方がある。そこが分かってねぇから勝てねぇんだよ」
A「なるほど？」
中「ま、兎に角今は動いてみるっきゃねぇな！」
A「分かった！中也さんもう一回！」
中「おう！」
あの激しい組み手をまたやるのかと思うと動きが止まる黒服たち
世も末である
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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月24日 19時) (
レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫乃 | 作成日時：2022年11月22日 22時
