検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:67,890 hit

9.癒しのあの子 ページ17

太宰side

さっきの中也は実に腹立たしい
いつも私の癇に障るが、今日は特にだった



しかし、そこまで腹が立った理由がよく分からない、、、
何故だろう?あぁ、実に腹立たしい



苛々しながら廊下を歩けば、部下達が怯えている。それすらも腹立たしく、首領の執務室のドアを乱雑にノックした


太「首領、太宰です、入ります」


しかし、返事がない







_____中から何やら声が聞こえる


思わず溜息をつき、かれこれ構わずドアを開けた



太「首領、太宰です、入りました」



中にはエリス嬢を追っかけ回していた途中で動きを止めた首領がいた

















太「チッ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

首「いや〜すまなかったね、太宰君」



悪びれもしていない、清々しい笑顔で謝罪の言葉を宣った



だから、それを無視して報告書を渡した


太「報告書です」


首「うん、ありがとう
ときに太宰君、君は何故そんなにも苛立っているのだね?」


太「貴方には関係のない事でしょう」


首「太宰君」


'何があったか話せ'と、私の名前を呼ぶだけで分からせる
逆らうわけにもいかないので、嫌々答える



太「はぁ、、、
昨日、Aが感情のコントロールが上手くできなくて、異能力の誤作動を起こしたんです」


首「おやおや」


太「貴方もご存知の通り、感情のコントロールというのは簡単なモノではなく、直ぐに出来るようになるモノではありません」


首「その通りだ。それで?」


首領が相槌を打つ
そして、その言葉に続けて私は云う


太「それで、感情のコントロールをするよりも、異能そのもののコントロールを習得する方が速いと考えたんです
だから、今日は訓練をしようと思っていたんです。
それなのにあの蛞蝓がっ!」



首「あ〜うんうん、そう云うことかい、良く分かったよ」



と、苦笑気味に云った
長くなると思ったのだろう

.→←8.training with Chuya



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。