素直になれないのは君のせい【月永レオ】 (ページ8)

今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:26,150 hit

暗黙の了解ページ8

司｢お姉様あの、ひとつお伺いしても？｣

『何？』

今日の放課後もせなハウス。ここは暖かい

司｢お2人がどうやって付き合ったのでしょう？今までの言動を見てもあまり恋人らしいとは言いにくいので｣

司が疑問に思う

レ｢あ〜それはAから、あの時はこいつが俺に好き丸出しだった頃だったからな☆｣

このやろう、また好き勝手言うつもりだな、私の暗黒時代

『はぁ、なんであんな態度とったのかは分からないわよ』

--------------

『月永くん…』

レ｢わはは☆インスピレーションが湧いてくる…！｣

人気のよらない廊下で五線譜をばらまいている
また授業さぼって何してんだ
私もだけど

『月永』

五線譜がない場所に腰を下ろした

レ｢うお、いつからそこにいたんだよ、びっくりするだろ！｣

『今きたばっかりですけど』

レ｢そっか、なんで泣いてるんだ？｣

『負けたの！負けよ…最近悪いことしかなくって…授業受ける気にもならないの！』

ムキになって、サボりがバレると思うぐらい大きな声で叫んだ
ぽろぽろと額から涙がこぼれ落ちる
珍しく上手くいったメイクも落ちる

レ｢へぇ、だから俺のとこにきたの？俺の事好きじゃん｣

作曲をやめ、私の話に聞き入る

『…そうだよ…気が狂いそうなぐらい』

言いたくなかったことも口にでる
なんで言ったの、振られたらもう仲良くなんてできない

レ｢…それは予想外だな｣

『好きにいいなよ、どうせ私のことは嫌いでしょ』

レ｢あぁ、そういう弱ったお前見るとそそられるな…！｣

『は、今なんて』

そうだこいつやばいやつなんだと再度確認した
顔が近ずき唇が触れた
それは長引いて、息もできないぐらいになる
口を開けると何が入ってきた

『……っ』

レ｢…俺も好き。めちゃくちゃにしたいぐらい。わはは☆顔がりんごみたいに赤いぞ～目がハートになってる～｣

自分でもわかるぐらい顔が熱い。
謎の感覚が自分の中でぐるぐる回る
それも全部目の前にいるやつのせいだ

--------------

嵐｢きゃー！素敵ねぇ、その話は初めて聞いたわァ｣

恋バナ好きのナルが言った

司｢結局お姉様はleaderには言わなかったのですね｣

『まぁ、？』

好きとは言ってない

凛｢付き合うとも言ってなぁい｣

お互い何も言ってない

レ｢確かに｣

泉｢大事なとこだけすっとばすよねぇ、ほんと趣味悪い｣

嵐｢全てはあついキッスのせいねェ！｣

『うわ、なんか嫌だ！』