素直になれないのは君のせい【月永レオ】 (ページ7)

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痛みは分かち合えないページ7

※生理ネタ。苦手な方は飛ばしくれると幸いです

いてぇ

めっちゃ痛てぇ

どうしよう2日目ってこんなに痛かったっけ

絶賛お生理中のわたくし(ここ大事)

いつもはそこまで痛くないんだけどな～何年ぶりだろこんなに痛いの

トイレに行きたくてもよりによってあきやんだし

まじ男子校くそ(?)

腹の下の方が痛いせいで猫背になる

救世主のカイロは運悪く鞄の中だ

腹を抑えながら自力で暖めた

生理って本当に辛い。暴飲暴食、眠気に吐き気。生理痛は当たり前。何も無いのにイライラする

くっそこの教室の男子全員呪いたい。なんで女子だけ苦痛を味わなければいけないのよ

眠気と腹痛で気を失いそう…

手に力が抜けカランと音を立てシャーペンを床に落とした

『…』

な｢ちょっと…Aちん、大丈夫なのら…？｣

後ろの方から小さく声が聞こえる

声を出す元気もない

あ、もう無理かも

ぐらっと視界が回転したように感じ、私の意識は遠のいた
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あれ、この天井…保健室？

目が覚めると保健室のベッドで寝ていた

レ｢あ、覚めた｣

隣で座っていたのはレオだ

『なんで私ここで寝てんの…』

レ｢お前授業中に倒れたんだぞ～？それで俺がここに連れてきたってわけ！ナズがめちゃくちゃ心配してたぞ～｣

『そう…』

ああ、情けない。授業中に倒れるなんて

陣｢お、起きたか？おはようさん。珍しいな授業中に倒れるなんて｣

カーテンを開ける音がしていつもの声がする。さがみんだ。

『どうせ貧血かなんかでしょ…嫌になるわ』

レ｢俺は割と好きだぜ？お前の弱ってるところ｣

さがみんとはいえ先生の前でそういうことを言うな

『趣味悪っ』

あーだいじょぶかな血漏れてないかな

喋るだけでもでるときはでる

陣｢ま〜、お前も一応女の子だからな。こんな男だらけなとこで助けは出しずらいだろうし、｣

『そうですね〜あんずは別の学年だし』

私はもう3年も夢ノ咲にいるのだから慣れっこだがまだ1年も経たないあんずはもっと可哀想だ

陣｢とりあえずお前はそこにいる彼氏くんにでも助けを求めろよ〜じゃあな俺はちょっと外出るから｣

ガラガラと音がした

レ｢まじ心配させんな…ばーか…｣

ボソッと何かを言ったのが聞こえたが聞き取れなかった
珍しく声ちっせぇじゃん
どした

『なんか言った？』

レ｢なんも言ってない｣

ベッドに突っ伏しては顔を見せてくれなかった