素直になれないのは君のせい【月永レオ】 (ページ25)

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延長戦の終わりページ25

『ね、れお』

レ｢…｣

『ねぇってば…』

あの日からずっと無視されている

何なの私を試そうっての。
別にいいけど。寂しくなんか無いし
ちょっと調子狂うだけ

凛｢あーあ、A涙目じゃんかわいそ～｣

凛月がよってきては私を悲劇のヒロインのようにヨシヨシとされ、抱きつく
鬱陶しい

泉｢喧嘩したのぉ？あんたたちらしくないけどぉ｣

『うるさい！あいつの嫉妬の延長戦だ！』

嫉妬だけであそこまでなるのかとおもう
うるさいうるさい。私のせいじゃないもんね

凛｢なんであぁなったの？｣

『私がやめろっつったらやめた。』

凛｢珍しくおこちゃまだねぇ～って言うべき？｣

何かを察した目でみてきた
凛月はどこか鋭い

泉｢正直に言ったら？ごめんなさいって｣

『ごめんなさいを言うならあいつだろ。私は被害者だ。』

本当そう。日和と同じスタジオへ向かい、それを目撃したレオが勘違いして嫉妬した

凛｢セッちゃんに同意～。今この状況を脱出できる方法はそれしかないかと～｣

お前まで…
くそ、私は謝らねぇ…謝らねぇけど。

『ねぇ、レオ』

レ｢…｣

やっぱり無視をして作曲を続ける

くそ。その五線譜破いて捨ててやろうかな

『れお…寂しい』

レ｢…｣

この、私が珍しく正直に言ってるものの…
はっ倒してやりてぇ

『れお、うざい。ほんっとまじで…勝手にどっかいくな。やめるな』

ここまで無視されて腹が立つためもうどうにでもなれと胸ぐらをつかみ唇にキスをした

レ｢…ははっ、そこまでするとは予想外｣

『なっ…』

レ｢ん、俺と話せなくて寂しかったのか〜？かわい｣

私が素直になるとそれを利用して私をいじめる

『それは…その』

レ｢俺の事好きすぎじゃん？｣

自覚はしてなかったが相当このボンクラ王さまに惚れ込んでいるらしい。

私は着々と王さまがいないと駄目にされているのだと気づいた