キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ42)

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星1つ無い晴天ページ42

『ライブ日和のいい天気だね｡』

あ｢そうだね、雲ひとつない晴天だね。｣

『…暑くて今にも溶けちゃいそう！』

西日が強くなり、どろっとした雫が額をつたる
夏休み最終日というのもあってか心にぽっかり穴が空いたような気持ちになっている
その穴に全ての感情が飲み込まれ吸い取られ、消えて無くなっていく

あ「そろそろTrickstarのみんなも集合するって、Aちゃんどうする？」

『……』

あ「Aちゃん？」

『へっ、あっごめん聞いてなかった！』

あ「大丈夫？今日暑いから、熱中症とかじゃない？」

『へへ…大丈夫だよ〜だいじょ…』

つぅっとサラサラとしたものが口の中に入るものもあればそこから更に下へ伝ってぽたぽたと何かが垂れた
何気なく触ってしまったため簡単に手のひらが染まった
自分は割と馬鹿だから風邪なんか引かないし何なんだと思えばこれは…

あ「え、大丈夫じゃないよ！ティッシュ使って！こういう時ってどうするんだっけ、上向くのはデマだったよね…！？」

『あんずちゃんが1番落ち着いて！？うえぇ、口の中が血の味で染まってきたぁ！！』

あ「う、うがいする！？でもそうすると下向いちゃうのか！」

北「何あたふたしてるんだ？新しい振り付けか？」

真「流石に振り付けじゃないと思うよ…氷鷹くん…」

ス「A…？それ鼻血？」

そう、鼻血です。
暑いとでることあるよね？
よく興奮でもしたのかと言われることが大半なので誤解されがち。
2人であたふたしているとTrickstarのみんなが合流した。
なんでこんなところを男子に見られなきゃ行けないのよ！
元々中の中ぐらいな顔に鼻に詰め物するなんてもっと不細工になっちゃうわ。

『違う…トマトジュースよ』