285話 ページ46
ミヨはサチとモトキを横目で見るとすぐに前を向き直る
あ『難しいよね…永遠なんてないんだから…きっと誰にも分からない…でも、私は思うんだ…例えこの世から消えたとしても…見えなくなったとしても…その人は私達が忘れない限りいつまでも居続ける…って…きっと、忘れたらそこで人は本当に死ぬんだって…』
ミヨはどこか遠くを見る
あ『忘れない思い出がある限り…その人はそこに存在し続ける…近くに居てくれる…って…私は…思うな…君達にもあるでしょ?』
サチ『思い出…うん…ある…いっぱい…』
モトキも頷く
それを見てミヨは笑うと
あ『ホラ、皆を見て』
そこには協力して村を直そうとする村人の姿があった
あ『大切な人を失うことは確かに辛く苦しい…けどね…いつまでもそんなことは言っていられないんだよ…大切な人が居なくなる…けど大切な人がまたできる…そうしたら守れなかった分その人達を今度は自分の手で護らなきゃいけない…』
チサ『お姉ちゃんも…?』
あ『……うん……私も二度と家族を失いたくないから…けどね___』
___
サク「……そっか…」
ナ「…………」
サチ「私ね、アカツキは山賊と同じって言われたの。でもね、お姉ちゃんを見てたら違うと思ったの…お姉ちゃんなんか哀しそうだった」
サイ「哀しそう…」
すると、ヤマトが向かってきた
ヤ「そろそろ帰ろうか…聞きたいことはあらかた聞けたしね」
チサ「お兄ちゃん!」
ナ「ん?」
チサ「チサね、お姉ちゃんと約束したの。また会おうって!お兄ちゃん、お姉ちゃんを助けてあげて!」
ナ「…!……おう!任せろってばよ!!」
そう言うとナルト達は去って行った…チサは手を振り続けた
チサ「あの人達がお姉ちゃんの言ってた友達…仲間“だった”人達…」
モ「姉ちゃん…勘違いしてたな」
チサ「うん」
__
あ『けどね…私はその代償に友と仲間を裏切った…沢山傷つけた…君達にはそんな選択…してほしくないな』
モ『後悔…してんのか?』
あ『…どうかな…よく分かんないや』
チサ『お姉ちゃんでも分からない事があるの?』
あ『分からないことだらけだよ…これで良かったのか…もっと違うやり方があったんじゃないか…とかね』
チサ『でも…その人たちも護りたいんでしょ?』
そう言うとミヨは少し驚いた顔をした後少し淋しそうに笑った
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みや(プロフ) - アリスさん» いえ!こちらこそ!ありがとうございます!これからも記憶喪失少女よろしくお願いします! (2018年12月16日 18時) (レス) id: c9877598d7 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援してます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: c9877598d7 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はい!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - いえ!そんな!これは…載せてもよろしいですか? (2018年12月16日 18時) (レス) id: c9877598d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みや | 作成日時:2018年10月15日 7時