50 ページ50
.
「それでは本年度ガーディアンメンバーを発表します！Kチェア、辺里唯世。Qチェア、藤咲なでしこ。Aチェア、結木やや。Jチェア、相馬空海。Pチェア、夢原A。この5名です！」
司会の子がそう言うと、ステージの下にいる生徒たちがおー！！と大騒ぎになった。
中には直接名前を叫んでる子もいて、私たちはアイドルか…とツッコミたくなった。
始業式を終えると、私たちはロイヤルガーデンへと向かった。
席に座ると、唯世が話し始める。
唯「それじゃあ改めて。今年もよろしく」
「『よろしくー！』」
唯「新学期早々もうすぐ球技大会があるんだけど、今日はそれについて話すね」
球技大会かあ…苦手だな。
去年まではずーっとバスケしか出なかったし今年もバスケでいいかなー。
唯「各クラスに種目別でどれに誰が出るかっていうのを紙で出して貰うんだけど、今から皆でそれを配りに行きたいと思います」
私たちは唯世の言葉に頷くとそれぞれの担当クラスに向かった。
私は5年生の星組と月組。
まずは星組に向かった。
『失礼しまーす』
なんか自分のクラスなのに失礼しますって変だけどね。
クラスに入ると、みんなの注目を浴びる。
去年同じクラスじゃなかった子達がザワザワと騒ぎ出した。
『えっと、これ球技大会の紙なんだけど星組は後で私となでしこが説明するから置いておくねー」
私はそれだけ言って紙を教卓に置き、教室を出る。
月組でも同じことをして、ロイヤルガーデンへと戻った。
同じ学年なのにガーディアンでの仕事の時は変に緊張するんだよね〜。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚 | 作成日時：2020年3月19日 14時
