Chara Change ！ 0 - ① 《藤咲なぎひこ》 (ページ49)

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始業式の日、なるべくはやめ学校来たつもりだけど…もうすでに張り紙の前には人だかり。
私もクラスを確認しに行く。

『ゆ、ゆ、…あった！ってまた星組？！』

5年連続星組って…そろそろ月組って言ってみたい。

な「Aちゃーん、同じクラスね」

『え、うそほんと？！』

なでしこに言われてもう一度張り紙を見ると、星組の中にはなでしこの名前があった。
ほんとだ、祈っててよかった～！

『やった！』

私はそう言ってなでしこに抱き着いた。

するとそこへ唯世がやって来た。

な「辺里くんは月組みたいね」

唯「また僕だけ…」

『まあまあ、放課後会えるんだし！』

珍しくどよーんと落ち込んでる唯世を励ます。
今度は、ややと空海が一緒に来た。

結局いつでもガーディアン集合しちゃうね。

空海は、落ち込んでる唯世を見ると無理やり肩を組んだ。

空「どうした唯世～！！」

唯「わ、もう相馬くん…」

こういうの見ると思うけど空海と唯世はほんとに仲良しだよね。

や「なっちんとAは同じクラスー？」

『うん！』

そんな会話をしていると、周りがザワザワしだした。
これは何か嫌な予感…。

気づけば私たちは生徒に囲まれていた。

「ガーディアンよ…！」

「きゃー！今日も素敵…」

「今年も同じメンバーかな？」

皆は私たちを見ると口々にそう言っていた。
そうだよ～と心の中で返す。

ケープ着てなくても結局目立つものは目立つんだね…。
私は大きくため息をついた。

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