Chara Change ！ 0 - ① 《藤咲なぎひこ》 (ページ44)

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そして１ヶ月後のホワイトデー。
これもまた大騒ぎなんだよね～イベントとかはないんだけど。

カ「うわ～ホワイトデーもこんなに盛り上がるの？！」

バレンタイン同様、廊下にはたくさんの人がいてまたまた通りづらい。
でも私はその間を普通に通って教室に入り、大きくため息をついて座る。

『ホワイトデーなんて私には関係な』

「夢原さん！」

ないわけではないみたい。
私が座ったと同時に星組の子だけでなく月組の子まで私の席に来た。

『ええっと…』

「これ貰ってください！」

私は動揺しながらもありがとうと言って受け取ると、なんと長蛇の列ができていた。
近くの席のなでしこにも列が出来ていて、星組はそれだけで人がいっぱいだった。

すると、どこから持ってきたのかカリンがダンボールを机の横にこっそり置いた。

カ「これに入れなよAちゃん！」

『え？どこから…』

なでしこが私に向かってウインクしてきた。
なるほど、なでしこから貰ったのか。

私は男の子たちからチョコ沢山受け取ってどんどんダンボールへ入れる。
やっと途切れたころにはダンボールはパンパンだった。

な「Aちゃんっ」

すると、なでしこがニコニコしながら近寄ってきた。

『なでしこ、ダンボールありがと』

な「いいのよ！多分Aちゃん、こういうの予想してないと思って」

『全くでした…』

唯世の笑ってたけど私までこんなになるとは思わなかった。
ガーディアンって知らないうちにそんなに目立つ存在だったんだ…。

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