Chara Change ！ 0 - ① 《藤咲なぎひこ》 (ページ41)

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コンテストが始まると、会場は大盛り上がり。
そして、始まった頃に空海と唯世がやってきた。

『2人ともお疲れ～』

空「去年より4つ増えたぜ、ダンボールから飛び出しちまった」

はたからしたら相当な自慢になってるけど、すでに私たちガーディアンは相当貰ってるから何とも言えない…。

唯世に関しては数えてる余裕すらないのだろう。

な「今年も全部食べるの？」

唯「まあ貰ったからにはね」

や「お人好しだなー唯世は」

ほんとに良い人だな唯世。
いつかバレンタインで体壊さないか心配になっめくる。

私たちはコンテストが終わるまでステージ裏でずっと待機していた。

他のイベントも同時進行だから体育館はどんどん人で埋め尽くされていく。

『暇だから食べてもいい？』

私はなでしこにコソッと聞いた。

な「いいわよ？」

『じゃあいただきまーす』

私はポケットからなでしこに貰った箱を取り出してパカッと開ける。
中には可愛くマカロンが3つ入っていた。

『わ、マカロン？！私マカロン大好き！』

な「ホワイトデーだと思って食べてほしいかなー」

なでしこは耳元で男の子の声になってそう言った。
どういう意味だか分からないけど、多分自分が男の子だからってことだよね？

私はぱくっとひとつ食べると、今まで食べてきたマカロンの中でも一番美味しかった。

やっぱり好きな人から貰ったのはなんでも自然と一番になっちゃうね！

『おいしい！』

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