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空「じゃあどうしたんだよ」
『空海にはわかんないのです』
私が顔を上げて言うと、はー？と言って笑いながら座った空海。
空海って、なんか運動一筋でこういう話興味なさそうだもんな〜。
や「あれー！Aたんがはやいの珍しい！」
な「もう教室にいなかったからびっくりしちゃった」
空海と話していると、残りの3人がロイヤルガーデンに入ってきた。
そして、皆が席に着くと唯世が話し出す。
唯「今日は明日のバレンタインイベントについてだよ。毎年だから説明はいらないと思うけど、一応確認だけ」
唯世はそう言って皆に紙を配る。
毎年思うけど、告白大会ってすごいよね。
その勇気分けて欲しいくらい。
でも割と皆毎年応募してて結構な人が参加してるんだよね〜。
唯「今年のチョコスイーツコンテストは、応募者が多くて既に人数は絞ってるんだけど少し長引くかもしれない」
な「じゃあ、優先的に準備してはやめに始めましょう」
意外と人気だよね、スイーツコンテスト。
聖夜学園ではバレンタインのメインイベントらしくて、一番見学者が多い。
今年はガーディアンだから見学よりも準備する側か。
や「唯世と空海は毎年朝から大変だよね〜」
『廊下にも列できちゃうもんね』
空海は見たことないけど、唯世のクラスからは毎年長蛇の列が廊下にまで続いている。
でも、唯世は毎年しっかり全員分食べてるらしい。
な「その間、私たちだけで準備しましょうか」
ややと私は、はーいとだるそうに返事をする。
チョコの準備もあるのに忙しいんだなあ、ガーディアンって。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月19日 14時
