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な「Aちゃん上に乗せる分のフルーツ切って分けておいてくれる？」
『はーい！』
放課後、会議はせずに皆で明日のクリスマスパーティーに向けての準備を進めた。
ロイヤルガーデンでは、ややと唯世と空海が飾り付けを行っている。
私となでしこは家庭科室で料理の準備をしている。
カ「うわあ〜なでしこ上手だね！」
カリンがなでしこの途中まで作ったケーキを見て目をキラキラさせていた。
な「ありがとう。趣味なのよ、こういうの」
『いいなあ私もお菓子とか1人で作れるようになりたいな』
普通の料理ならできなくはないんだけど、お菓子作りは分量とかが難しくてすごく苦手。
なでしこはテキパキと作っていった。
私もフルーツを切り終え、なでしこの元へと持っていく。
『終わったよ！』
な「じゃあ、Aちゃんの好きなようにフルーツ乗せていいわよ」
私がやっていいのかと思ったけど、折角だからやることにした。
カ「Aちゃん！カリンたちもやっていい？」
『うん！』
私が頷くと、カリンとてまりもフルーツを乗せ始めた。
全部乗せ終わると、なでしこが最後の仕上げにクリームを綺麗にしぼる。
こんなに綺麗にクリーム絞る人初めて見た。
な「よし、これでいいわね」
なでしこのその言葉で、ケーキ作りが終わった。
私はそれを冷蔵庫に入れる。
な「お疲れ様、Aちゃん」
『楽しかったー！』
な「ふふ、明日が本番よ？」
なでしこは口を手で覆って笑った。
それでも、誰かと料理するのってこんなに楽しいって分かったから良いんだ。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月19日 14時
