Chara Change ！ 0 - ① 《藤咲なぎひこ》 (ページ3)

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私が呟くと、ややが頬杖をついて言った。

や「そーそー、皆が思ってるより全然地味なんだよ」

空「ガーディアンになる理由なんてしゅごキャラがいるってだけだしなー」

2人はそう言うと大きくため息をつき、テーブルを2つに分け始めた。
バラバラでやるってことか。

な「Aちゃんはそっちね」

なでしこは空海たちのテーブルを指さした。

『わかった』

でも、さっき唯世が言った内容を聞くところ私しばらく暇だよね。

や「ほーい」

空「んー」

ややが一枚ずつ空海に紙を渡し、空海がそれに雑にハンコをついている。

私は少し多めに紙が来るのを2人を見ながら待つ。

空「なーAー」

すると、ハンコをつきながら空海が話しかけてきた。

『なに？』

空「見てみ、あっち」

『ん？』

空海が指差す方向を見ると、唯世となでしこが姿勢正しく無言で作業をテキパキと進めていた。
こっちの2人とは大違いなくらい。

や「あの2人真面目だから～」

空「俺たちとは違う世界だよなあ」

『あんな背筋ピーンってなるんだね』

唯世が真面目なのはなんとなく知ってたけど、なでしこまであんなに真面目だとは思わなかったな。

わりと私と一緒にいる時はおちゃらけてる感じだし…

そんなことを考えていると、ややがハンコをついた紙をごそっと私の前に置いた。
あ、やっと仕事。
うわあ見れば見るほど地味な作業。

ややと空海の気持ち分かるかも…。

や「ファイトーAたーん」

『まだそっちあと半分あるでしょ、やや…』

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