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どうしよう、なんか無駄に緊張してきた。
変だな私…。
なぎひこには慣れているはずなのに、部屋に2人きりだと思うとなんか気が狂う。
な「お待たせ〜」
しばらくすると、なぎひこが戻ってきた。
『ほんとに男の子って感じだね』
な「いや男だから」
そう言って苦笑いをした。
いやすいません。そうでした…。
『そういえばなんでいきなり誘ってくれたの？』
な「んー？少しでもAちゃんと一緒にいたいなーって！」
私が疑問に思ってたことを聞くと、ウインクしながらそう言った。
んー完全に語尾にハートついてる勢いだったよね今の。
私は疑うように細い目でなぎひこを見た。
それに気づいたのか、
な「別に嘘はついてないよ？」
と真顔で言った。
こういう時の真顔って本心だからたまにドキッとするんだよね。
今もなんかちょっとドキドキしちゃってるし嫌だなあなんか調子狂う。
『嬉しいからいいけど』
な「珍しく素直だね」
なぎひこはニヤッと笑う。
『じゃあ嘘』
な「もうバレてまーす」
2人でぷっと吹き出して笑った。
ああなんかいいな、こういうの。
楽しい。
今まで誰かが家に招いてくれたり、一緒に遊んだりしたりすることがなかったから今すごく幸せ。
私なぎひこは優しくて好きだな。
『なぎひこ、ありがとう』
な「急にどうしたの？」
『なんでもなーい』
その後は一緒にトランプとかしてめいっぱい遊んで気づいたら18時になってたくらい時間が経つのがはやかった。
私は急いで帰りの支度をし、なぎひこの家を出た。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月19日 14時
