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『いや…なでしこの家って…でかすぎ！！』
カ「まるで御屋敷だね」
約束通り今日はなでしこの家に遊びに来たんだけど、いざ目の前にしたら大きすぎてびっくりした。
家を見る限りなでしこって実はめちゃくちゃお嬢様なんだ…。
カ「じゃあ押すね〜」
カリンがいきなりインターフォンを押した。
『は、はやくない？！』
カ「こういうのはズバーっといくのAちゃん！」
そういうものなんだろうか。
すると、門の扉が開いて一人のおばあさんが出てきた。
ば「あらいらっしゃい。あなたが夢原Aさんでございますか？」
『そ、そうです…！』
ば「それではなでしこ様をお呼びしますね」
おばあさんはそう言って建物の中へと入って行った。
もしかして、この人ばあやさん…？
初めて見た！！
それから数分後、なでしこが出てきた。
な「あ、Aちゃんいらっしゃい」
私に気づくとニコッと微笑んだ。
『失礼します…』
な「あ、さっきのはばあやよ。なぎひこの姿がバレてることはお母様とばあやに言ってあるから気にしないで接してね」
一緒に建物に入ると、途中でなでしこがそんなことを言った。
しかし、そんなことを気にしてる余裕すらない気がする…。
この家にいるってだけでなんだか緊張してしまっているのだ。
な母「夢原さん、いらっしゃい。」
建物に入ると、入口でばあやさんとお母さんが待っていた。
う、美しいなでしこのお母さん…！！
『あの、Aでいいです』
な母「あらそう？ではAさん、こちらへどうぞ」
『お邪魔します！』
なんだか優しそうな人ばかりで、緊張しなくなってきた。
私はなでしこと一緒にお母さんの後ろをついて行った。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月19日 14時
