Chara Change ！ 0 - ① 《藤咲なぎひこ》 (ページ11)

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放課後。
今日のガーディアンの仕事は花壇の整備。
最近全然やっていなかったらしく、雑草がすごいらしい。

花も育てるのも大好きな私にとってこれは得すぎる！！

『わあ、広い！これ全部ガーディアンのなの？！』

花壇まで来ると、すごく広かった。

な「そうよ」

空「迷子になるなよ～？」

空海はニヤニヤしながらそう言った。
なんか最近やたらいじるようになってきたのだ。

『うるさい、ならないよこのー！！』

空「うわ、やめろってA！」

な「2人ともほんとに仲良いわね」

私と空海がじゃれあっていると、なでしこは隣で苦笑していた。

すると、そこへ唯世がやってくる。

唯「2人とも、ふざけてないでやって！」

『はーいー！』

私は軽く返事をし空海から離れて少し遠い花壇に向かった。

そしてしばらくブチブチと雑草を抜いたり幼虫を取ったりしていた。

な「あらAちゃんしっかりやってるじゃない」

『うん！こういうのは大好きなんだ！』

私は作業をしながらなでしこの方を向いてニコッと笑った。

な「でもそろそろ終わりよ」

『え？ほんとだ！』

時計を見ると1時間経っていた。
好きなことをしてると時間ははやく過ぎる、ってホントなんだね。

『手洗ってくる！』

な「私も行くわ」

2人で水道に向かい、手を洗う。

な「…Aちゃん、最近相馬くんと本当に仲良いわね」

『んー？そうかな？もしかして嫉妬ですかなでしこさん！』

私がニヤニヤしながらそう言うとなでしこは突然無言になり水を止めてハンカチで拭くと、こっちに体を向けた。

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