猫田くんと涙 ページ45
許せなかった
だって僕らは仲間だって言ったのAなのに
す
side美和巴
学校に帰れば先生がいて抜け出したこと散々怒られた
みんなでまた集まって、でもAはいなくて、悔しくて悲しくてどうしたらいいか分からなくて
美和「もう!なんで伝わらなの!僕ら守って欲しいなんて思ってないのに!」
雨「姫宮って凄いお金持ちのおうちだって聞きました、それからあつをかけられるのが危険だからって思ったんですよね」
美和「そんなの怖くないよ!それなら一緒に頑張ればいいじゃん!なんでAは僕らに頼ってくれないの?!」
杏「Aは一人で抱え込むところあるからね」
たしかに本当にそうだ。特待生にいじわるされても耐えてるってさわくんたちからきいていた
でも、僕ら仲間なのに
白雪「.......あの、こんな時に言うべきでは無いと思うんですがこれを学園に提出しようと思うんです」
先輩の出した1枚の紙は僕らを更なる絶望に突き落とした
。
。
。
数日後
親に荷物をまとめてこいと言われ学園にきた。結局、絶縁するにも親の書類やら何やらが必要な未成年では何もかもが上手くいくことはなくて
事務所に残り、姫宮からにげて生活をしていくのは出来るが学校に通うことは難しいという結論になった
驚きだったのはまさかコズプロが姫宮を敵に回してもいいという考えだったこと、まぁ茨が何とかしたんだろうな
天祥院が変な動きしなきゃいいけど.......頼む俺の後輩、おまえ人たらしなんだから天祥院の心を掴んで夢中にさせててくれ
数日ぶりの寮の自室、授業中の為みどりはいなくて、自分の私物はそのままだった
もしかしたらみどりは待っていてくれたのかな、なんて
少し悲しくなりながらも荷物を纏める。少しの時間だけど楽しかった、それにこの学園で学べてよかった
グランユーフォリアは達成出来なかったけど、きっとここまでユニットを説得したのだからあとは特待生が頑張ってくれるだろうなんて思いながらも手を進める
「.......あれ、おかしいな、諦められたと思ったんだけど」
ポタリポタリと涙が頬を零れ落ちる
なんで今更?溢れ出した涙は止まらなくて目元を抑えた
あぁ、思ったより俺はここにいたかったんだな。
みんなのこと、宝石が丘学園のこと好きだったんだ。
「まだ、みんなといたいな」
「それなら、なんで頼らないの?」
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作者名:ゆめの | 作成日時:2019年3月1日 15時