[男主]猫田くん4[OA！＋あんスタ] (ページ39)

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猫田くん追い詰められるページ39

声優猫田A電撃退所？！

やられたと思った

情報戦は自分の得意分野というのに情けない

ニュースにはAがこずぷろを抜けると出ていてこれは誤情報を流されたのだ

そう、彼がここに居にくいように

｢.......なにこれ｣

七種｢ちっ、先手を打たれましたね。A、とにかく今日は自分が泊まる場所を手配しますのでそこで引きこもっていてもらっていいですか｣

｢うん。迷惑かけてごめん｣

七種｢.......らしくありませんよ、それに自分はAに利用価値があると思っているからです。ギブアンドテイクの関係ですしね｣

適当な自分の会社の社員でも呼び付けて彼を引き渡せば殿下からの連絡にため息を着く

どうしたものか。こんなことになるのならばさっさとEdenのメンバーとして引き込み、大きく宣伝してやればよかった

。

。

｢最悪｣

用意されたホテルの一室。端末を開けば同級生やらパールのみんなから心配の声がたくさん来ていた

返したいけど茨に返すなって言われてるし黙って閉じる

どうしてこんなことになってるんだろう

まさか漫画じゃあるまいしこんなことになるなんて思いもしなかった

｢どうしたらいいんだろ｣

こういう時、昔もあった気がする。足を引っ張り合うのがこの世界だと言われたこともある

俺は歌いたいだけ、誰かにこの声を届けたいだけなのに

それならご主人様の元でも出来るのかもしれない

でも、だけどそんなんじゃない俺は自分の気持ちを全てを使って世界の色を変えたいだけ

ぎゅっとシーツを握りしめる。

ただただ、この世界での自分の鼻を折られた気がして悔しかった

結局どんなに力を持っても学生などこんなものなのだと踏みにじられた気持ちだった

ほんとに何も出来ないの？

ひとつの考えが頭に浮かぶ。

｢絶対何かはできるはずだよ。こんなことで諦めたくない｣

ガバッと起き上がり端末を開いた

確か特待生ちゃんは夢ノ咲のアイドルのライブを見に行っていた

つまり校外の学生でもライブは見れる。もしかしたら坊っちゃまたちに会えるかもしれない。

ねぇ、それなら。

調べれば案の定データは出てきてなんでも夢ノ咲で対バンバトルをやるらしい

UNDEADとfine、そして桜井ユウと僕の後輩の彼が

｢これ絶対あいつらじゃん.......でも、何もしないよりはいいよね｣