#35 ページ36
コンビニに着いた私達は、商品を手に取りながら談笑した。
赤司「佐藤は何の菓子が好きなんだ?」
征十郎から聞かれ、頭を巡らす。
やっぱり私は……!
A「やっっぱりゴリゴリ君かな」
私は小走りでアイスコーナーへ向かいゴリゴリ君を手に取り、両手で征十郎に見せた。
1度はやってみたかったぶりっ子ポーズ。
実験台にさせてしまってすまない。征十郎よ。
私がそうすると征十郎はいつも通り笑顔で微笑んだ。
ふと彼の顔を見た。
かっこいい……。
いや、彼だけではない。
周りを見ると皆、タイプの違うかっこよさがある。
さつきはもちろん美少女。
顔が整っている人しか……いない。
私ってもしかしてイレギュラーなんじゃ……
赤司「どうした?急に暗い顔して」
征十郎の言葉でふと我に返った。
っ、いかんいかん。
自身をなくしては。
A「う、ううんなんでもない」
赤司「佐藤……?」
店員「ありがとうございましたー!」
私と征十郎がコンビニを出ると、同時に同年代位の感じの悪いイチャつきカップルが店に入った。
私は目で追う。
やっぱり、この年代になるとこれが普通なのか?
帰りの祥吾今のカップルと今日はつくづくカップル運が悪い。見せつけのようだ。
私が余程じっと見ていたのか、征十郎が声をかける。
赤司「佐藤……?」
私はガバッと振り向いた。
振り向いた私が見た彼は、不思議そうな……困ったような顔をしていた。
A「ご、ごめん。なんでもないから!」
私は必死に言った。
赤司「な、ならいいが……」
彼は言った。
なんか、申し訳ないな……。
私はそう思った。
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暁ノ命(プロフ) - ゆったんさん» いえいえ!続きとても楽しみです!!これからも頑張ってください! (2017年10月17日 19時) (レス) id: cd271e5f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆったん(プロフ) - 暁ノ命さん» すみません、私のミスで非公開になっておりました。公開設定に致しました。ご指摘ありがとうございます。 (2017年10月17日 16時) (レス) id: 29ecb18279 (このIDを非表示/違反報告)
暁ノ命(プロフ) - 37が無い気がします! (2017年10月17日 1時) (レス) id: cd271e5f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆったん(プロフ) - マリイさん» 灰崎君の小説を書くことを検討させていただきます。 (2017年10月14日 18時) (レス) id: 29ecb18279 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 私もミリイと同じで祥吾様の小説書いて欲しいです 祥吾様が絶対 (2017年10月14日 18時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆったん | 作成日時:2017年10月10日 7時