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地獄12 ページ14
『あの、いつまでこのままですか?』
手を引っ張られてそのまま手を握られながら歩いている
鬼灯「閻魔殿に着くまでですよ。また迷子になりたいんですか?」
迷子…
私じゃなくてみんなが迷子になったんだもん
『鬼灯様、先程から写真撮られてますが…』
後ろの方で猫又さんが
鬼灯「チッ」
ガン!
「ニャー!!!!カメラが!」
鬼灯「私のことをネタにしようとするからですよ」
「…ところでお隣の方は?わっしは小判と申します」
『?悪魔のAです!観光してます!』
んー、やっぱり犬派になりそう
小判「お2人はどんな関係で?」
鬼灯「いい加減にしないと貴方、さっきのカメラみたくなりますよ」
『鬼灯様?そろそろ行かないと心配されますよ』
鬼灯「そうですね…ところでAさん、その着物はどちらで?」
『お香ちゃんくれました』
絶対にベルに買ってもらう
鬼灯「そうですか、よく似合っています」
トクン
『へ?』
『あ、りがとうございます』
頬の熱さと胸の高鳴り
これは。なんですか!?
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作者名:よぞら | 作成日時:2019年1月19日 16時