キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】

ちゃんと話して繋げます。 ページ50

……あほの坂田……




｢ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！｣



教室中に同じような叫び声が飛交う

まぁ、無理もない。

僕も同じようなものだ








う｢さかたー、何点だった？｣


テスト用紙片手にそんなことを聞いてくる

きっと、うらたさんは赤点回避できたんだろうな

あっ、ちなみに。
この前の件は
Aと一緒に家に戻ったあと

ちゃんと仲直りさせましたよ？

志麻くんは、無理やりだけど



2人とも素直じゃないからね




さ｢45……｣




せ｢あー、……補習やね、、
でも今回は平均が高かったねー｣




そう、慰めてくれるセンラくん

補習やだっ



う｢Aは？何点だった？｣







A｢96点｣



ピラピラと
高得点のテスト用紙を見せる

あれ以来、Aは、人が変わったように毎日楽しそうにしてる

話しかけても話しかけられてもずっと笑ってるし

授業中は、相変わらず寝てるけど……

ほんとに、吹っ切れたんだなってことが分かる




う｢えっ！？まじ、やば ｣

さ｢30点ちょーだい！！｣



30点あれば補習回避なのに




し｢やったったー｣



先生からテスト用紙を貰ってきた志麻くんが機嫌良く席にすわった






し｢なぁなぁ、帰りにさどっか行こうや！！祝いや！！80点の！｣





珍しく、はしゃぐ志麻くんを
横目にすこし、

悲しくなる


僕だけ……僕だけ、補習……。





A｢あっ、じゃあ、さかたが食べたいもの食べに行こ？補習がんばったご褒美的な？｣
さ｢まじ！？頑張るわ、めっちゃ頑張る！！｣
＿＿＿＿
……若波A……


あの言葉をきいて、説得されたなんて言葉で表すのはどうかと思うけど、

今の私は、前の私よりはちゃんと楽しめてると思う

バカバカしいって思ってたことが案外楽しかったり
色んなことを体験してやりたいこともあるし

毎日が充実してる。

あんなに、切りたかったはずなのに

切ってはならないものになった







＿＿＿＿

ちゃんと話して繋げます
＿＿＿＿







・‥…━━━☞・‥…━━━☞


ども、作者です


完結しましたよ！
はい。

相変わらず変な終わり方でね！
うん。

許してくれ＜(_ _)＞





今回のお話の元ネタは自分の小学生の頃です

人見知りが激しいので人間関係が苦手でそれを理由にちゃんと出来ない自分が嫌いだったりしました



それをもっと分かりやすく
したのがこのお話です







第二作目の完結でまだまだ新米感が溢れておりますが

これからもよろしくお願いします＜(_ _)＞








【キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】】終わり

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