キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】

素直 ページ49

……となりの坂田……




素直に「うん」と言う言葉が帰ってきた


すこし、驚いたけど

そうやって返事をしてくれるまで進展したって考えることにした



｢家戻ろ？｣




A｢ん｣








こんな、雨の中外に居たら風邪ひいちゃうしね



それに、せっかくテスト勉強したのにテスト受けれないと意味無いし








A｢……さかた｣



さ｢おっ！？お、おう？｣





テストのことを考えていると

ふいに名前呼びをされた


さかたって、いま
さかたって言ったよね！？

Aさん
いっつもそんなふうに読んでなかったよね！？



おっ？おっ？
おっー！！！！！！！！









心の中はテンパり状態になってしまった


A｢ごめん、｣








顔は見せてくれないものの

申し訳なさそうな声で言っている


本人も反省してるってことがわかる


多分この、｢ごめん｣は、媚び売ってるやつって言った事だよね








｢ん、いいよ。でもうらたさんたちにも謝ろうね｣






A｢うん｣






＿＿＿＿

＿＿









｢ただいま｣







そう、ドアを開けて言うものの
ここは、Aの家



うん。自分の家みたいに言っちゃった。








う｢さかた！A見つけたか！｣



ドタドタと廊下を走ってくるうらたさん





さ｢うん、僕の後ろにいると思う｣




逃げてなかったらいるよね

多分








さ｢A、えっと。ほら｣







さっきまで言っていた謝る言葉を言うように提案する







ひょこっと僕の後ろから顔を出して

A｢うらた、その……ごめん｣









そう言ってすぐに後ろに隠れる




う｢お、おう。俺もなんかごめん…………ハッ！？｣




はじめは冷静に謝り返した


わかる、わかるよその気持ち

名前呼びで僕もテンパりましたよ
うらたさん。







｢うらた……うら……うらた、、｣
なんてブツブツ言っているうらてさんを玄関においてまーしぃ達が居るだろうリビングへ向かった









せ｢さかた、なんかうらたんが変になってるけど大丈夫？｣



心配そうに玄関の方を見るセンラ







さ｢あ、うん。多分｣




そう話しながらグッとAを前に出す







A｢……｣


し｢……｣

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