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ページ18

「坂田くん昼休みからずっと若波さんにお願いしてるよね」
。「でも、若波さんずっと無視だよ?顔も合わせてないし」
。「え、それ酷くない?だってあんなにおねがいされてるんだよ?私だったらOKしちゃうなぁ」
。「そうだよねぇ……若波さんってめっちゃ酷いよね」








なんて声がコソコソ聞こえる






もっとはっきり直接的に話せよ。

まぁ、それも受け流すんだけど


第一、なぜこんなヤツらに教えなければ行けないんだ

そんなに「ひどいねぇ、ひどいねぇ」って言うなら教えてやればいいじゃないか







ほんとに意味わかんないわ








そんなことを巡らせながら
手を合わせてお願いする坂田とか言うやつを無視して
黙って席を立った









____









教室を出て約30分


ずっと、校舎内をウロウロしていた
3年の教室を覗いて見たり
図書室に行ってみたり





普段は、「めんどくさい」って言うのでやらないようなことだ

それに、放課後だし部活がある子は大体校舎には入ってこないしね







運動場か体育館それか別校舎だ









。「実成先輩って知ってる?」








ぽつり、階段から話し声が聞こえる

誰か居たのか……







。「知ってる!バレー部の人でしょ?」


。「そうそう、その実成先輩ねすごいんだって」









だんだん声の音量が大きくなっていく

一人の先輩の話でそんなに超えの大きさって変わるものなのか?






。「実成先輩ね今年の一年生の女子口説きまくりなんだって!」

。「え?まじ?最低じゃない?」

。「いや、それがさ……実成先輩めっっちゃくちゃカッコイイの!身長180後半でね、爽やかイケメンって感じ!」

。「あー、そんな人に口説かれる人生がよかったなぁ」








うわぁ、……
そんなめんどくさい先輩が居るんだ


気を付けよ。




そう思い頭に覚える

実成。







この名前だけで多分気を付けられるかな








____

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設定タグ:浦島坂田船 , 歌い手 , 鮎ト
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莉羽 - 泣ける作品、ありがとうございます<(_ _*)> (2018年3月28日 5時) (レス) id: 828d4d6f38 (このIDを非表示/違反報告)
鮎ト(プロフ) - セラさん» ありがとうございます! (2017年5月19日 22時) (レス) id: e85a25806f (このIDを非表示/違反報告)
セラ - あるぇ?最後らへん、目から水が出てきたよ?あるぇ?← めっつぁおもろかったデ←何故関西弁 (2017年5月19日 22時) (レス) id: 91184aff75 (このIDを非表示/違反報告)
鮎ト(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます! (2016年12月28日 16時) (レス) id: eda1c651f3 (このIDを非表示/違反報告)
- もう最後のとこらへん涙目になりながら読んでました。鮎トさんの作品って毎回泣けるから大好きです。新作ガンバッテクダサイ (2016年12月27日 13時) (レス) id: a34e759826 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鮎ト x他2人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年10月20日 12時

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