キモチワルイので切りますね【浦島坂田船】

テスト ページ17

さ｢おねがいします！！！｣
う｢頼む！！｣









朝とはうって変わって昼


誰もいない朝の教室とは変わり
嫌いな時間








昼休み前に黒板に大きく書かれたのは








う｢おねがい！！テスト範囲広すぎるんだって！！｣








そう、テスト範囲。
うざったい。
うざったい。
激しくうざったい。








黒板の隣りに張り出された表のせいで今こんな状態。

クソ野郎が群がっきやがる

大嫌いな、大嫌いな







さ｢A、学年で5位以内に入ってるでしょ？でも僕らできないから、、結構点やばくて……｣








これが嫌い。
関わる以前に嫌い

何も気にしてないように涼しい顔をしてるけど








｢私はできないから｣、｢俺はできないから｣とか

やった事ないようなことをできないからとかの理由で縋ってくるのが嫌い

からってなに？
からって事はなんかしたって事だよね？
じゃあ、なんで結果がついてこないんだって話だよ。









｢結果が出るような事はしてないって事だ……｣









さ｢え？何か言った？｣









あー、口に出てしまった

結局実らないってことは
やってないって事と同じで

その事を当たり前のように並べて
縋ってくるの







キモチワルイ、

吐きそうになる









＿＿＿＿









さ｢おねがいいいいいい｣








放課後まで続くこの話し


まぁ、昼休みにちゃんとスバッと言ってなかったのが悪いけど








だいたい、テスト勉強をクラスのやつとするなんて……







できるはずがないだろ









う｢A、なかなか応答してくれないな｣


せ｢ずっと無視やもんね｣








そんな会話が耳に入る








軽々しくいいよなんて言うと思ってるのかな


初日も言った通り、友達なんてさらさらゴメンだ。
知人関係は生きている上でしょうがないとしても

特別つるもうなんて思わない









さ｢ほんとにほんとにほんとに！！お礼はするから！たんまりとしますから！！｣







パンパンっと顔の前で手を合わせる









そんな音にまだ教室に残っているクラスのやつが反応する








特に女子。

噂→←きっかけ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す