必然という名の出会し ページ9
ラーヴェside
スティングと電話を終え、
教室に戻ろうとしていた。
ドアを開けた瞬間、
「やぁ、早坂さん。」
「あなた、誰?」
赤い。
依頼と共に来た情報によると、
名は赤司征十郎。
「同じクラスの赤司征十郎だよ。
宜しくね。」
ニコッとされても惚れませんから安心してください。
そこらの女子とは違います感を顔に出すと、
多分、(なんだ、落ちないか。)とか思ってるでしょうね。
「一つ聞いて良い?」
「嗚呼。構わないよ。」
「ねぇ、どうして──────────たの?」
私がそう、囁くと彼はとても驚いていた。
気配が隠しきれてないのよね〜。
「じゃあ、僕も一つ聞こう。」
「何かしら?」
「君こそ何者なんだい?」
「いや、何が?
男と電話してただけよ。」
「ほぉう。」
コイツ、ニヤついてる。
鉄拳ブチかますぞ?と言ってみたくなったがグッとこらえ、
「あまり、私に構わない方が良いかもね。」
こっちが構ってほしくないだけだが、
まぁ、念のため言っておいた。
私が赤司に囁いた言葉。
ねぇ、どうして電話の盗み聞きなんかしたの?
いずれ潰されるというのに…。
私は密かにそう思いながら屋上を去った。
35人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コア!(プロフ) - スティングLOVE!さん» 滅多に無い!?最高!?はわわっ…ありがとうございます!!この感謝の気持ちをどう伝えれば良いことか…。 (2017年4月10日 11時) (レス) id: f591da6890 (このIDを非表示/違反報告)
スティングLOVE! - スティング落ちの小説で此処まで面白いのは滅多に無いのでこの作品は最高です!!本当に続きが楽しみです!更新頑張ってください♪ (2017年4月10日 10時) (レス) id: 121e2baa74 (このIDを非表示/違反報告)
コア!(プロフ) - 怨寿さん» 続編になるかも知れませんが、それで良いのであれば可能です! (2017年4月6日 19時) (レス) id: f591da6890 (このIDを非表示/違反報告)
怨寿 - 大魔闘演武の時の出来事が気になるので過去編書いていただけないでしょうか? (2017年4月6日 19時) (レス) id: 83b2fb8165 (このIDを非表示/違反報告)
コア!(プロフ) - 虎love!さん» リクですか!承りました!お時間いただくかもしれませんが…。 (2017年4月6日 15時) (レス) id: f591da6890 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ