why (ページ46) - 小説/夢小説

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「い、いただきます。」
「どうぞ食べて食べて！」
ヨシノさんの作る料理は優しい味でとても美味しかった。とても美味しいと言うと口に合って良かったわ！と喜んでくれた。

「Aちゃん箸使いにくいかい？」
「あ、いえ、使えるんですけど、なんだか手が動かしにくくて。」
「、、、だから作業がゆっくりだったのか。」
「遅くてすみません。」
「いや、慎重にやっているようだったから丁寧だなと思っていただけだ。」
難しかったら刺しちゃっていいわよ！とヨシノが気遣うが、頑張れば使えるので大丈夫です。と応えた。

それから片付けるために皿洗いを手伝った。
「Aちゃんは優しいね。」
「え、いえ、食べさせていただいたので。」
「うちの男共ときたらごはん終わったら将棋しに行っちまうし。」
「仲が良くていいじゃないですか。」
私に小言言われる前に2人で逃げてるんだよ。と言うので笑ってしまった。そこから2人でしばらく話をしてお風呂を順番に入った。

「客間で寝るか？それともシカマルの部屋で寝るか？」
「おい、一択おかしいだろ。」
「え、えっと。どこでも。」
「Aが1人寂しく寝る事になってもいいのか？」
「ぐっ。」
「私は別に。」
あれ。私の話を聞いてくれない。私は本当にどこでもいいのだけれど。気を遣わせてしまっているようで申し訳ない。

「わかったよ。布団は別だからな！」
「誰も一緒なんて言ってねーよ。」
「あ、ありがとうございます？」
「あんたら何してるんだい。」
ヨシノがくだらないやり取りしないの。と声をかけてAちゃん一緒に寝るかい？と聞いてきた。
焦っているAをみてシカマルはもう決まったからいいだろと話を区切った。
寝床が決まるとそれぞれに寝る準備。

「どーぞ。」
「ごめんね。お邪魔します。」
お前は謝り過ぎなんだよ。めんどくせー。と言われた。普通ここに居るはずのない自分が家族の中に割り込み寝るとこまで貰っているのだから謝るのは当然だと考えたがそうではないらしい。

「さっさと寝ようぜ。俺明日朝から任務なんだよ。」
「そうだったんだ。じゃあおやすみなさい。」
あぁおやすみ。と言われ布団の中に潜った。