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「私のいた世界では凶器など持ち歩く人はほとんどいません。いたら規定のもの意外だと捕まるんです。凶器はあって家の台所で使う包丁程度。でも、その包丁で人が人を殺めたりもしています。それは様々な理由で。」

「なるほどね。」
「そして、ほとんどの人が戦い方などの訓練をしていません。」
Aの世界の話を聞いて、嘘をついているようには見えないし、やはり全然違う世界なのだと感じる。
俺たちにとっては、クナイなど凶器が商売道具だ。

「ここよりは安全な様な気はするけどね。まぁでも、Aは一応一般人だから狙われる理由がないだろうけど、この世界にいる間は責任を持ってAを守るよ。」

「...ありがとうございます。私も自分の身くらい守れればいいんですけど。」
Aは忍びがいる世界では私なんか瞬殺なんだろうなと思う。もしなにかに巻き込まれたらカカシの迷惑になる。それだけは避けたいなと感じた。

「まぁ、それはおいおい考えるとして。風呂入って寝るとしますか!」
「はい。」

そうして、皿を運ぼうとした時Aが足を躓き、体制を崩した。カカシはおっととAを支えたが皿は守れず床に音を立てて割れた。

「っ!!す、すみません!!」
「あぁ、大丈夫。Aは?」
「い、今!すぐに片付けます!!すみません!」
動揺しながら素手でで片付けようとするA。カカシは慌てて止める。

「待った、素手は怪我するでしょ。今ほうきを、、、。」
「すみません!すみません!」
取り乱しながら謝り続けるAに、不振に思いながらとりあえず落ち着かせようとするカカシ。

「A、大丈夫だよ。落ち着いて。」
「っ!、、か、カカシさん。」
頬に片手を添えながら自分の方を向かせ、言い聞かせるように伝えた。目の焦点が合い、どうやら少し落ちたようだ。

「落ち着いた?」
「は、い。すみません。」
「今日はどれだけ謝るの。まぁこれで新しい皿が買えるね!」
なんて、カカシは呑気に答えながら、ほうきを持ってきた。

「俺がやっとくからお風呂入っておいでよ。」
「いえ、そんなわけには私がします!カカシさんがお風呂へどうぞ。」
ぎゅっとほうきを握るA、、、これは譲らないな。と思い了解といいお風呂場へ向かった。

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設定タグ:naruto , はたけカカシ   
作品ジャンル:アニメ
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時

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