作曲家を目指す幼なじみ【ツキウタ。】【うたプリ】

〜04〜 ページ6

夜side


『私、作曲家になりたい。』


あの暑い夏の日。
彼女はそう言って、奈良を旅経った。


そして、二年たった今
俺と陽は、彼女と同じ地の土を踏んでいる。




車で移動中

陽「美咲、今どうしてるんだろうな」

携帯をいじりながら言った。

夜「俺も同じこと考えてた。
美咲て、本当に携帯を全くいじらないよね」

陽「本当にな。」

海「美咲て？」

夜「俺と陽の幼なじみの女の子です」

陽「とはいっても、もう２年もあってねぇけどな。」

郁「２年も？」

夜「美咲は作曲家を夢見て、早乙女学園に行ったんです」

涙「早乙女学園？」

海「アイドル育成学校だったか」

郁「でかいところですよね。」

夜「はい！それに、美咲は主席で合格し、学費免除で入学したんです！」

涙「すごい」

隼「嬉しそうだね、夜」

寝てると思ってた隼さんからの、発言

夜「え！そうですか？」

隼「うん！とても嬉しそうだよ。」

陽「でも、あいつ全く連絡よこさねぇーんだよな。
そこは抜けてるよな」

隼「連絡とらなくとも、心で繋がってるから、大丈夫じゃないかな。

それに、心から会いたいと思っていれば、
きっと会えるさ」

夜「隼さんが、そういうと会えるような気がしてきました」

陽「まぁ、俺らもあいつも東京で暮らしてるんだからな。会えるだろ」

夜「そうだね」





美咲の話をしてたら、顔が見たくなって来た。

美咲の笑顔が見たい。

美咲の声が聞きたいよ。

〜05〜→←〜03〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す