【過去編】彼女の復讐1 ページ4
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「私は、貴方の兄、ドンキホーテ・ドフラミンゴに復讐するべく、今日まで過ごしてきました…」
ロシ「復讐…だと?」
「私の娘を紹介いたします。入ってらっしゃい…A。」
部屋に入ってきたのは、まだ7歳ばかりの幼い少女
Aと呼ばれた少女は、俺を見るや否や、膝を少し折りふわりと上品に頭を下げた。
貴方「お会いできて光栄です、ロシナンテ様。私の名はA。以後お見知り置きを…」
その所作は、英才的な教育を受け見慣れていた筈の元天竜人の俺ですら見惚れてしまうほど、美しく上品なものだった。
娘と言っていたが、少女はブロンドの髪に紅瞳といった珍しい容姿をしていた。
母とはあまり似ていないが…父親似か…?
「娘のAには、男の自尊心を喜ばせる礼儀作法をしっかりと学ばせておりますの。
…男を喜ばせる“アレ”もね?」
ロシ「ハァ!?お前母親だろ!?何考えてやがる!!」
「誤解しないで、さすがにこの歳でバージンは奪わないわよ。…水の中の自由は奪ってしまったけれどね。」
水の中の自由…まさか
「A…ロシナンテ様に見せてあげて?」
貴方「かしこまりました、お母様。」
手の平を合わせ、目を伏せたA
すると、両側から同じ顔をした少女が現れた。
思わず目をこすって二度見する
「この子はヒトヒトの実を食べた悪魔の実の能力者…モデルはアシュラ。」
ロシ「アシュラ…分身の能力か…?」
「少し意味合いが違うわね…」
このアシュラの能力は、3体の分裂体を作る事が出来、各々の身体には個々に自我がある為、別々に行動する事が可能なのだ。
また、各分身が得た経験値は、元に戻ると同時にそのまま本体に蓄積されていくらしい。
メリットも大きいがそれに伴いデメリットも多そうな能力だな…
「この能力のおかげで、完璧に“教育”する事ができましたわ。ふふ」
ロシ「今の話を聞いて、その子の意思で食べたとは思えねぇ。お前、有無を言わせず能力を手に入れさせたんじゃねぇだろうな…」
「だったら、どうするの?」
ロシ「それがこの子の将来にどれだけ影響するのか分かってんのか!?まず普通の生活は望めねぇぞ!一体、何考えてやがる!!」
貴方「私は構いません。ドフラミンゴが憎いのは、お母様だけではありませんから」
ロシ「ッ!!」
こんな子供にそんな事を言わせるなんて…!!
思わず、握る手の力が強くなる。
「……A、少し席を外してなさい。」
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シュワっち - グラグラの実はロギア系ではなく、パラミシア系でございます。あとこの小説気に入っております!頑張ってくださいね♪ (2022年11月4日 11時) (レス) @page21 id: 7ee783d5ae (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こんなに素敵な夢小説見た事無いです…… (2020年3月23日 8時) (レス) id: a078323fa5 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - ちょんこさん» ご指摘ありがとうございます…!! (2019年10月6日 14時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんこ - ヴィオラのセリフ(ルフィのトラ男云々の後)のさっき迄いたハズ、がさっき迄いたバスになってます! (2019年10月6日 11時) (レス) id: 676011e8bc (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 月威さん» ありがとうございます!頑張ります^ ^ (2019年9月30日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年9月30日 18時