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No side
「スコッチさんは生きてますよ。」
「………は?」
*
突然、彼女がそう言い出したのは、主要幹部が集まる場での事だった。
スコッチが粛清された次の日、これからの体制に関して話し合う為に、主要幹部のジン、ベルモット、ラムの3人が集まっていた。
部屋の中央に設置してあるスクリーン
そこに映し出されていたのは…
「ちょっと、この悪趣味な映像はなによ。」
嘘発見器を付けられているAの姿だった。
頬にはガーゼが当てられ、肩と足には包帯が巻かれている。
「彼女は公安のNOCだったスコッチとよく一緒にいたという報告が上がっています。」
「…確かに公安がAを保護しようと動いていた可能はあるわ。まさかそれだけの理由で殺す気?」
ベルモットは向かいに座っているジンの様子をうかがう。
疑いのある者を即刻排除するジンならやりかねない。
「…だから、機械を付けて尋問するんだろうが。」
彼女は訓練された潜入捜査官では無い。
嘘発見器にかければ、すぐにボロを出すだろう。
「おや、ベルモットはともかくジンが庇うとは珍しい…それほどまでに彼女には生かすだけの存在価値があるという事ですか?」
「余計な詮索はいい。さっさと始めろ」
そうして始まった尋問の第一声が、先ほどの冒頭部分だった。
「A!アナタ自分で何を言っているのか分かってるの!?」
「どういう事だか、説明してもらいましょうか…ジン。」
裏切り者は“死んだ”とボスに連絡済み。
もしここで生きていたと分かれば、その瞬間、組織への裏切りが確定される。
ラムとベルモットの視線が、当事者であるジンの方へ集まった。
「ックク…そんなに気になるのなら、直接会って来ればいい。」
アイツの言うスコッチの亡霊になァ
ゴロワーズの煙草の煙を燻らせながら、意味深な笑みを口元に浮かべた。
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仮面タロウ(プロフ) - 深月さん» ですよね!!!夜の美術館とか似合いそうだなぁと思って書きました!いつかは夜のシチュエーションも書いてみたいですね(^^) (2022年8月21日 11時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
深月(プロフ) - ジン……!!!!休日に一人で美術館巡っているとか可愛すぎます!そして、わかりみが深いです、ジン美術館好きそう(笑)続き楽しみにしています。 (2022年8月16日 21時) (レス) @page44 id: 8da4958f2c (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 小宮瑠璃さん» 嬉しい…!ありがとうございます!! (2022年7月26日 22時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - あお。さん» コメントありがとうございます!現在元気に3股してます!笑 これから4になるのか、もっと増えるのかは乞うご期待!! (2022年7月26日 22時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
小宮瑠璃 - 仮面タロウさん» めっさ楽しみですぅっ!!完結まで私はこの作品を推し続けます!! (2022年7月25日 22時) (レス) id: dbce0c6b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2022年6月28日 12時