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Aside
「いやいやいや、勝手に俺を殺すなよ。」
「あ、お疲れ様です。すこってぃ」
「まだ出て来て良いとは言っていないぞ。すこってぃ」
「盗聴も監視もされてないのはお前らの会話聞いてたらわかる！ライはその呼び方やめてくれ！それにあの中に居続けるのかなりキツいんだからな！？」
スコッチの遺体(仮)が収容されているガラスケースの裏の隙間から這い出てきたすこってぃ(本物)。
ひろ君は鼻をつまみながら、服に臭いついた…おぇ…、と悶絶している。
この遺体(仮)は、豚やチンパンジーなどの動物の肉や骨格を遺体に見立てて作ったものだから臭いはキツくて当然。
FBIのナイスバディな女医アラン(♂)との解剖で培った知識で身体を、顔はママ直伝の変装メイクスキルでスコッチに見立てた。
「にしても、ここまでエグくすることなかったんじゃないか？顔なんてギリギリ判別できるほどの崩れ具合だし、薬の影響ってのもなんかなぁ…」
「潜入捜査官が指紋などの個人情報を抹消させるために作り出されたと考えれば自然だ。」
それもそうか、と自分の死に顔を前にして微妙な表情のまま納得したひろ君。
顔をドロッドロにしたのは、変装メイクがベルモットにバレないよう崩したんだけど、思った以上にエグくなってしまった。
「でも、ここまで死体そっくりに作るなんて、Aちゃんすごいな。」
「赤井さんが密猟者とのパイプを持ってなかったらここまで出来ませんでしたよ。」
「……俺は何もつっこまないぞ。」
「そうしてくれると有難い。」
バックの中から霊長類の亡骸が出てきた時はさすがに悲鳴上げた。
偶然空港で密猟者見つけたとか何とか言ってたけど、それも本当かどうか定かじゃない。
組織の人間からいつDNA鑑定をされてもいいように、遺体(仮)には彼自身の髪を付けさせてもらった。
流石に肉片を持ち帰る人間はいないだろうしね。
なので、今のひろ君の髪型は…
「その頭…ッブフ！！」
「いい加減慣れてくれよ…」
「いいじゃないか諸伏君、修行僧のようで。」
「修行僧ッッ！」
「タイミング良く坊主になったし、もうこのまま警察辞めて修行した方が良いって天から言われてんのかもしれないな！ハハ！！」
「「……」」
新鮮なブラックジョークに、私と赤井さんはあまりの不憫さと申し訳なさに視線を逸らした。
笑えねぇ
「何黙ってるんだ？冗談だって〜！」
心なしか、ひろ君の目は虚ろだ。
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仮面タロウ(プロフ) - 深月さん» ですよね！！！夜の美術館とか似合いそうだなぁと思って書きました！いつかは夜のシチュエーションも書いてみたいですね(^^) (2022年8月21日 11時) (
レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
深月(プロフ) - ジン……！！！！休日に一人で美術館巡っているとか可愛すぎます！そして、わかりみが深いです、ジン美術館好きそう（笑）続き楽しみにしています。 (2022年8月16日 21時) (レス) @page44 id: 8da4958f2c (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 小宮瑠璃さん» 嬉しい…！ありがとうございます！！ (2022年7月26日 22時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - あお。さん» コメントありがとうございます！現在元気に3股してます！笑 これから4になるのか、もっと増えるのかは乞うご期待！！ (2022年7月26日 22時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
小宮瑠璃 - 仮面タロウさん» めっさ楽しみですぅっ！！完結まで私はこの作品を推し続けます！！ (2022年7月25日 22時) (レス) id: dbce0c6b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2022年6月28日 12時
