お尋ね者２-七武海との密約【ONE PIECE】

飛脚組二代目 ページ16

。


プルプルプル

プル…ッ…ガチャン



貴方「…山。」

『…………川。』



この声は…


貴方「お久しぶりです。


＿＿＿二代目。」


2『あぁ、久しいなぁ…黒鬼。私の後の椅子(地位)座り心地はどうだ？』


貴方「…海軍本部での生活が長いものでねぇ、座り心地なんて忘れてしまいましたよ。」


2『その減らず口は相変わらずだな。…こんなくだらない会話をする為に連絡したわけじゃない。』


貴方「…嫌な予感しかしませんね。」

2『…ようやくだ…ようやく裏社会で戦争がはじまるぞ…。
戦力確保のためにも一度、飛脚組上層部を本社に集める必要がある。』


貴方「…戦争…ねぇ。」


2『命令だ。黒鬼、今すぐ飛脚組本社に戻れ。』

貴方「…私に拒否権は？…そもそも既に引退したアナタには関係ないことでしょう？」


2『…お前の弟…エースとルフィと言ったかな？…この前、長男の方がコルボ山の海岸から出港したようだなァ？』


貴方「…！？」


2『長男エースは厄介そうだが、次男のルフィは別だ。確か今年で14歳だったな？若いのに可愛そうだなァ…
不甲斐ない姉の所為で何も知らずに殺されるなんて。』


貴方「…下衆が。」

2『…返事は。』



貴方「……すぐに戻ります。」

2『分かればいい…では、本社で待っているぞ…黒鬼。ガチャ。ーーツーツー…』



二代目は体裁上責任を取るために
失脚こそしたが組織においての影響力は絶大


当時、二代目の右腕だった私は、アイツの根回しがあって今の地位、三代目当主となった。



つまり、
二代目は影の指導者

私はただのお飾りなのである




貴方「あれからもう6年…か。」






…正直、もう疲れた

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