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まふセン ガラス越し 1 ページ49

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今日はとあるレコーディングがあり、大きなスタジオに来ている。

お昼休憩で皆が出ていく。


「Aちゃんまだ残る感じ?」


『はい、ちょっとだけ声出しておきたくて!』


「はーい頑張りすぎないようにね」


『了解です〜』


ブースに入り、ヘッドホンをかけて声を出す。


『〜♪』


1曲さらっと歌い終わった頃、突然視界が奪われる。

『わっ…』

ヘッドホンを外すと、聞き慣れた声が


「だ〜れだ」


『…センラさん?』

答えると、目の前が明るくなった。


せ「せーかい!ずっと歌ってるん?そろそろ休憩せな」


『声出ししたくて1曲だけです!センラさんもここのスタジオだったんですね』


せ「そうなんよ!廊下通ったらAちゃん見えたから入ってきてしまったわ〜」


『すごい偶然…』


すると、センラさんは急に黙り出し、ブースの中はしん…とする。

ちらっとセンラさんを見上げると、


せ「密室で二人きりなんてこんな良いシチュエーション他にないわ〜」


ねっ?って笑顔で近づいてくるもんだから、
後ろに下がる。


『密室って…な、何する気ですか』


せ「んー?何されると思う?」


『あ…』


じりじり下がっていたら、あっという間に後ろのガラスに阻まれて行き場を失う。


『ダメですよ…!ここスタジオなんですからね…!』


スタジオで変な事されたらたまったもんじゃないと思い、全力でセンラさんを睨む。


せ「そんな可愛い顔で睨んでるつもりなん〜?w」


『は、離してください』


せ「そんなん言われたら離したくないな〜。家じゃ出来ん事してもええですか?」


『だめっ…!』


せ「ふ…だからそんな顔で言われても逆効果なんやって…っ」


センラさんとの距離が一気に縮まり、咄嗟に目を瞑る。
これはされるっ…て思った瞬間、


ドンッ


『ひゃっ!』


背をくっつけていた後ろのガラスに振動がはしって寸前の所で中断される。


せ「はぁ…もー、何でおるんですか…」


不機嫌そうにセンラさんが離れて、後ろを見ると
涙目のまふくんがガラスに両手をついていた。


『まふくん!?』

まふセン ガラス越し 2→←リク*° うらたぬき キス ※微ピンク



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作品ジャンル:恋愛
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風鈴 - 「うらたぬき キス」でやってほしいです!お願いします! (2020年6月28日 11時) (レス) id: e4c6ef36b0 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴 - 歌い手シェアハウスの小説って沢山ありますが、私はこの小説が一番好きです!続きゆっくり待ってますね(*^^*) (2020年6月25日 20時) (レス) id: e4c6ef36b0 (このIDを非表示/違反報告)
星葵 - 凄く面白かったです!続きを楽しみに待ってます♪ (2020年5月29日 15時) (レス) id: 3091d5ead2 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。(プロフ) - ゆいかさん» リクエストありがとうございましたー!書かせて頂きましたっ!これからも応援よろしくお願いします!!! (2020年5月19日 18時) (レス) id: a2eb2bbe83 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi Ka(プロフ) - すっっっごく好きです!次回も楽しみにしてます。私としては天月さんと志麻さんのキス見たいです! (2020年5月19日 16時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむい。 | 作成日時:2019年12月2日 1時

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