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「僕と偽物の恋人として付き合え。」
「は?」
「言った通りだ。
僕は女性が嫌いなんだ。鬱陶しいしね。
だから僕と付き合え。さっきのお礼ということでどうだ?」
「意味がわからないんですけど?」
「言ったはずだが。
もう一度説明するからよく聞けよ?
最近、取り巻きがさらに鬱陶しさを増している。」
「だから私に恋人になれ、と。」
「そうだ。」
赤司君はうなずく。
「なにも私じゃなくても」
「君なら大丈夫かなと思ったからだ」
は?
「どういう意味で言ってるんですか?」
「まあそういうことだ。君の話ってなんだ?」
どういうことだし。
「この話を聞いたら、言う気が失せました。」
実は私は彼女じゃない、って言おうと思ったんだけど。
なんか、この人を前にしたら、無駄って感じがしてきた。
「そうか。ところでなんでそんなに離れている?」
私と赤司君は5mほど離れている。
「これが普通ですけど?」
「そうか。さっきの話、やらないとどんなことになるか分かっているね?」
そう言って赤司君はポケットからカッターを取りだす。
え?鋏じゃない・・・。カッターって、あなた危険すぎです。
「・・・はい。」
「じゃあ契約成立だな」
「何を契約してたんですか。」
私はため息をつき、赤司君の前にお茶を出す。
「ありがとう」
そして少したった後、赤司君は帰っていた。
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桔梗(プロフ) - レウィさん» ありがとうございます!!更新、頑張ります! (2014年8月7日 9時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィ(プロフ) - 面白かったです!更新頑張って下さい( ´ ▽ ` )ノ (2014年4月26日 0時) (レス) id: 951752d136 (このIDを非表示/違反報告)
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