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俺らの出番は終わり、他の人の企画になる。
その瞬間、いっせいに医務室へ駆け込み、ニノの安否を確かめる。
｢あれ、にのは？｣
｢ニノ、どこですか？｣
誰かが使ってたであろうベッドはもぬけの殻で、
医務室に待機してたお医者さんに尋ねる。
｢実は、痙攣発作起こしちゃって、チアノーゼって言って酸素が足りなくなると皮膚が紫に変色しちゃう症状が出てしまって、、近くの病院に搬送させていただきました。｣
予想外の答え。
教えてもらった病院に行けば酸素マスクをつけて眠ってるニノ。
ここまで無理させたのかとものすごい責任感を感じたみんなは、涙を流し、眠ってるニノに、ごめんねごめんね、と謝り続ける。
｢しぬみたいじゃん、、笑｣
ずっと聞きたかった声。
ニノはうっすらと目を開け、そう言って微笑む。
演技派の戦士と謳われた二宮和也。
彼の演技力には尊敬を超えて呆れる。
無理して元気に振る舞う彼に繋がれた機械がけたたましく鳴る。
SpO2と書かれた数値が徐々に低下してきてる。
｢壊れた？笑｣
なのに余裕のある表情を見せる君。
｢まだ外しちゃダメですよ｣
邪魔だと言って自ら外した酸素マスク。飛んできた看護師さんに慌てて被せられ、｢外でお待ちください｣と俺らが追い出されると、中で苦しそうに喘ぐ声が。
時々ヒューッと気道が収縮したような音が出ていて聞いてるこっちまで苦しい。
あのあと相葉ちゃんが｢俺らの前で演技すんな！｣と一喝。
それにビビったニノはこれを機に、メンバーの前では演技をしなくなったとさ。
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年7月7日 3時
