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49話やで。 ページ20

うちは鬼道に向き直り、鬼道の目をじっと見つめる。

「……スパイじゃないことが本当だ、という証拠は何も無い。信用出来るようになるまでは、警戒させてもらうぞ。」
「まぁ、そらそうやろうな。……信じてもらえるよう、努力します。」

うちは敬語を使い、鬼道に頭を下げる。鬼道は今までの横暴で、年上を敬おうとしなかったAのその態度に、酷く驚いた。

「鬼道くん。」

吉良ねぇが、鬼道を呼ぶ。鬼道は振り返り、吉良ねぇを見る。

「みんなも、少し聞いてちょうだい。」

その場にいた全員が、吉良ねぇに注目する。そして、うちのそばに寄り、こう言った。

「____ゾノを、キャラバンのメンバーに加えます。」

うちは驚いたが、他のメンバーは何も疑問に思っていないようだった。

「え……いいん? うちなんかが、キャラバンに乗っても。」
「ええ。私たちには、ゾノの力が必要よ。」
「ねー監督さん、Aのことゾノって呼ぶの辞めたら?」

木暮が吉良ねぇに向かって言う。

「だってさー、ゾノってエイリア学園の時の名前じゃん? なんかやじゃん! 」
「それもそうだな。」

土門がその意見に同意する。流れでその場の全員が同意してくれた。

そこでちゃんと、うちはゾノからAになった。


「みんな、話はそこまでにしましょう。あと20分もすれば到着するわよ。」

吉良ねぇが言う。その一言で、みんなが思い思いに散らばっていく。

「赤園さん、だっけ。ちょっといいですか? 」

すると、見たことの無い茶髪の男子から声をかけられた。

「そうやけど……あんたは? 」
「俺、立向居勇気って言います。あの……えっと、壁山くんや木暮くんから、話は聞いています! なので……これから僕の練習相手になってくれませんか!! 」
「練習相手……? 」
「そうです! 俺キーパーなんですけど、木暮くんとか特に言ってたんです。赤園さんのシュートはすごいって! 」
「あんのヤロ……まぁ、全然ええよ。」

キラキラした目で見つめてくる立向居に、少し懐かしい感情が込み上げてきた。



『お前、すっげぇな! 』

____あぁ。うちが、サッカーを辞められない理由。この感覚。

立向居にも、同じ感情を抱いた。

50話やけども。→←48話……やって。



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あるな。@ゆー(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます! 合作ですか? そういった事はした事がないので、詳しくお話頂けるとありがたいです!お手数ですが、私のこみゅーの方からメッセージを送って頂いても大丈夫ですか?お返事お待ちしております! (2021年3月6日 22時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか? (2021年3月6日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
あるな。@ゆー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます! 最近のアニメは分からないですが、2年前までのアニメなら割と知っていると思います( ^^ ) (2021年3月6日 15時) (レス) id: 63cd72b832 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。@ゆー(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます!ホントですか´ω`* めっちゃ嬉しいです、頑張って更新しますね!! (2021年2月23日 9時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるな。 | 作成日時:2016年10月25日 22時

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