48話……やって。 ページ19
「今まで心配かけました。今は記憶も戻っとるし、エイリア学園やないから。」
体に力が入り喋れるようになってから、ベンチに座り直した。そしてその場の全員を集めてもらい、改めて謝罪をした。
「ほんまやで！ エイリア学園と消えた時なんか、みんな葬式ムードやってんからな？ 」
「リカ、ほんまにごめん。」
「まーいいじゃん、帰ってきたんだしさ。」
「木暮くんの言う通り。ちゃんと帰ってきてくれたし、それだけで十分だよ。」
木暮と吹雪は、うちのことについてあまり言及しようとしない。
「だが、1度はエイリア学園側になった人間だ。警戒しておいて……損は無いだろう。」
「まぁな。スパイとかやられちゃ困るし、ほいほい信じるのもどーだか。」
しかし鬼道と土門は、うちの事を警戒してるみたいだ。
うちは一度、敵に下った人間。それが普通の対応だろう。
「一応言うとくけど、スパイとかそういうんやないから。」
「ではなぜ、エイリア学園にいたんだ？ 」
鬼道がうちに問う。それは、その場の誰もが気になってる事であるだろう。
新たな疑惑が生まれると困るので、正直に答えた。
「エイリアにおったのは事実やけど、赤園Aである記憶は消されとった。なによりうちは、自分の意思でエイリアに下ったわけちゃう。」
「……記憶を消された、だと？」
「そ。試合しとった時のうち、標準語やったやろ？ そん時には既に、エイリア学園側のゾノやったわけや。」
うちの言葉を聞いた鬼道が、疑いの目を向ける。ゴーグルの中で燃える目を。
「エイリア学園にいた時の記憶は残ってるのか？」
円堂さんが問う。
「はい、それはしっかりと。」
「本当に赤園なんだな？」
「はい。」
円堂さんが、うちの目をしっかりと見る。
「＿＿＿＿そうか。おかえり、赤園！ 」
円堂さんは笑顔で、そう言ってくれた。
「はい、ご心配をお掛けしました！ 」
うちも、笑顔で返した。
「鬼道、そんな顔すんなって！ 赤園は戻ってきたんだ、それでいいじゃないか。」
「だが安心は＿＿＿＿」
「いちいちうっさいねん！ Aはちゃんと戻った、エイリア学園のゾノとしてじゃなくてAとして！ 何が不満やねん言うてみ!! 」
リカが鬼道に掴みかかる。そういうことに慣れていないのか、鬼道はかなり戸惑っている。
「ええってリカ、鬼道が言いたいことも分かるから。」
「でもぉ！ 」
「リカ。」
「……もう、そんな目で見やんとって。なんも言えんくなるやん。」
「それでええねん。」
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あるな｡@ゆー(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！ 合作ですか？ そういった事はした事がないので、詳しくお話頂けるとありがたいです！お手数ですが、私のこみゅーの方からメッセージを送って頂いても大丈夫ですか？お返事お待ちしております！ (2021年3月6日 22時) (
レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 最近のアニメは分からないですが、2年前までのアニメなら割と知っていると思います( ^^ ) (2021年3月6日 15時) (レス) id: 63cd72b832 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ホントですか´ω`* めっちゃ嬉しいです、頑張って更新しますね！！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年10月25日 22時
