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きみとの始まり ページ2
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それからはいつものように授業が始まる。
後ろの席の僕は君の手元がよく見えて
「転校初日から凄いな」
小声でボソッと呟いた僕が見たのは
教科書を壁にして堂々とマンガを読む君。
「シーッ」
さっきの失言が聞こえていたのか
これまた教科書を壁にして後ろを振り向いた君は僕に黙っとけやと。
はいはい、言いませんよって……ん?
さっきと変わらず時間が流れるクラスルーム。
その中で僕だけが鼓動を早めた。
また前に向き直してマンガを読み始めた君。
そのマンガ僕が好きな作品やん!
あんまり知名度はない作品やけど僕の中ではアニメ化する思ってて主人公のバトルシーンも最高なんやけどヒロインとの関係性も最近気にな…(割愛)
テンションがあがった僕は授業が終わるとすぐに
「僕もそれすきなんよ!」
そう君に言ってから君との距離が縮まった。
きっと君があの日マンガを読んでいなかったら今の僕らはないと思う。
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