クリスマス番外編！ifです！！ver.フェイタン 当社比甘いです！！！ ページ8
『お前明日ちょと付き合え』
イブの前日、滅多に稼働しないフェイタンとのLINEにそのメッセージがきた。ご丁寧に集合場所のURL付きで。
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｢てか私子持ちなんスけど｣
｢あの糞ガキには許可済みね｣
指定された有楽町のプラレタリウム前でAはそうボヤく。
と言いつつもブラウンチェックのミニスカートをトップスをINし、同じ柄のカチューシャ、淡いダウンジャケット、ショートブーツおまけにジェルネイルまで施してる姿をみると余程楽しみにしてきたのだろう。
残念なことに当の本人は普段と至って変わらない服装なのだが。
＿＿どういう意図であれイブに好きな奴と過ごせるなんて願ってもないしな
今日はどんな理不尽に巻き込まれるのか。腹を括り、さっさと一人で施設内に入ってしまうフェイタンの背中を追いかけた。
おかしい
おかしい
おかしい
PM9:00。
彼らはプラレタリウムを楽しみ、近くの有名店でカレーを食べ、丁度良い時間であるからと今は穴場の高台から夜景を見に来ている。
＿＿普通のデートじゃないかこれ？！？
Aは心中で頭を抱えつつ、そう叫んだ。
目の前に浮かぶ、先程の満天の星空に勝るとも劣らない壮大な光の海。確かにシチュエーションだけをみると最高にロマンチックなイブである。
しかし、気になるのがその意図。てっきりなにか厄介事を頼まれるかと思ったらそんな気配は一切無い。逆に不気味だ。
｢フェイタン、今日は何か用があったんじゃないの？｣
｢ハ？｣
｢いやだって珍しいだろ、連絡くれるなんて｣
何を企んでるんだ？真剣な瞳でそこまで言うと、彼は切れ長の目を大きく見開き、やがて長い溜息を吐いた。
｢今日のアレ、私の育た空似てた。それ見せてやりたいと思た、理由なんてそれだけよ｣
お前私をどんな目で見てるね、と呆れた様に付け加えるがもうその言葉はAの耳には入っては来ない。ただ顔を赤に染め、力なく
｢さよか…｣
と呟くばかりである。気恥しさで手で頬を隠す。都合のいい妄想だとは分かっているがそう思わずにはいられない。
＿＿だってそんな、そんな、故郷の景色を見せたいなんて、まるで
｢プロポーズみたいじゃんか…｣
計らずも口から願望がこぼれ落ちてしまった。ハッとし、急いで口を塞ぐ。今日はなんだか、恥ずかしいことばかりだ。
そんなAの狼狽える様子をみて、フェイタンはクックッと喉を鳴らす。
｢あぁ、別にそれも悪くないね｣
彼が、→←クリスマス番外編！ ifです！！当社比甘いです！ verキルア
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佐々木(プロフ) - ゆずぽんずさん» ゆずぽんずさん！こちらでもコメントありがとうございます！(・∀・*)足りない頭を捻って頑張って展開を考えてるので応援してやって下さい！笑キルアとフェイの愛おしさは世界を救えますよね！！ (2020年12月4日 21時) (
レス) id: 507918a5ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽんず(プロフ) - 続編おめでとうございます!! 相変わらず、キルアとフェイたんが可愛いです…尊い…ここからどのように展開するのやら…続きが気になりすぎる…!!更新頑張って下さい!応援してます! (2020年12月4日 1時) (レス) id: 9e50515516 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - Ｖ／aria-worganさん» ariaさんお久しぶりです！今作でもコメントありがとうございます！前作でヒット数が伸び悩んでいたところ、ariaさんのコメントが心の支えでした！本当にありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 507918a5ac (このIDを非表示/違反報告)
Ｖ／aria-worgan(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。続編頑張ってください！応援しています〜 (2020年11月29日 18時) (レス) id: f277376224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々木 | 作成日時：2020年11月29日 17時
