クリスマス番外編！ ifです！！当社比甘いです！ verキルア ページ7
＿＿12月24日 深夜23:50。
暗闇の中を何かが蠢き、四つん這いのような形をとりながらそくささと移動する。そう、皆さんご存知Aだ。
＿＿ふぅ、絶も使えねぇし正直無謀かと思うけど…
でも折角のクリスマスだしな。そう意気込み彼女はキルアの寝床であるロフトの梯子へと手をかける。利き手とは反対の手には小さな包みが握られていた。
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遡ること1週間前。
｢え、ホリデー祝ったことねぇの？｣
｢ったりまえだろ。生活全てが修行の一環だったし、オレの家で祝うのは…そうだな、新年と誕生日くらいかな｣
｢じゃあ、チキンやプレゼントは｣
｢あるわけないね！…んだよ。そんな顔すんなよ｣
しんきくせー顔、と顔をクシャッと歪ませて笑いながらキルアはAの頬を乱暴に撫で付ける。そんな姿に思わず胸がキュと締め付けられるのは許して欲しい。
しかし、本人が気にしていないと言ってもやはり、気にしてしまうのが人の性。なにより彼女の家ではそういったイベント事の際は家族で食卓囲み盛大に祝うのがルールであったから尚更だ。
今この瞬間、彼女によるキルアのキルアの為のクリスマスパーティ開催が決定した。
ここで現在へと戻ろう。
＿＿さて、ケーキもツリーもチキンも楽しんだ。あとは
これだな。そう心中で呟きながら、梯子を登りきり先程の小包を懐から取り出す。プレゼントの中身はG-SH〇CKの時計、シンプルなゴツめのデザインがキルアの細腕にはきっと映える。そう思い購入したものだ。
これをそっと未だ寝息を立てている彼の枕元へ置く。熟睡してるのだろうか、勘づく気配すらない。
＿＿任務完了っと
もう少しこの可愛らしい寝顔を見たいという欲求を抑え、下へ戻ろうとAは再び梯子へ手をかける。
瞬間、強い引力によりロフト内へ引き戻された。思わず小さな叫び声が口から漏れる。顔に硬いものが触れた、両腕と背中が暖かい。そこで、気が付いた。
＿＿抱き締め、られてる
｢…お前、バレバレすぎ｣
そう言うとキルアはより一層腕に力を込める。痛いくらいに。しかし、それがまた彼女にとっては心地いい。
｢勝率はなかったよ｣
｢どーだか。これプレゼント？｣
｢そ、気に入ってくれたら嬉しいな｣
｢サンキュ。じゃあ、もう一個ちょーだい｣
朝までこのままで居させて、キルアはそう耳を食むように囁いた。Aは肯定の代わりに彼の背中に手を持っていく。
あぁ、神様。せめて今日だけは見逃してくれ。
クリスマス番外編！ifです！！ver.フェイタン 当社比甘いです！！！→←傲慢だな、我ながら
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佐々木(プロフ) - ゆずぽんずさん» ゆずぽんずさん！こちらでもコメントありがとうございます！(・∀・*)足りない頭を捻って頑張って展開を考えてるので応援してやって下さい！笑キルアとフェイの愛おしさは世界を救えますよね！！ (2020年12月4日 21時) (
レス) id: 507918a5ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽんず(プロフ) - 続編おめでとうございます!! 相変わらず、キルアとフェイたんが可愛いです…尊い…ここからどのように展開するのやら…続きが気になりすぎる…!!更新頑張って下さい!応援してます! (2020年12月4日 1時) (レス) id: 9e50515516 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - Ｖ／aria-worganさん» ariaさんお久しぶりです！今作でもコメントありがとうございます！前作でヒット数が伸び悩んでいたところ、ariaさんのコメントが心の支えでした！本当にありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 507918a5ac (このIDを非表示/違反報告)
Ｖ／aria-worgan(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。続編頑張ってください！応援しています〜 (2020年11月29日 18時) (レス) id: f277376224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々木 | 作成日時：2020年11月29日 17時
