宇佐美しか知らない (ページ3)

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宇佐美「なんで俺とアイツが同じ部屋なわけ？クッソ嫌なんだけど！？」

野間「まぁまぁそう言わずに～」

岡田「喧嘩でもしたんすか？」

食堂で夕食をとりながら、野間と岡田と三島に愚痴をこぼす

おまけに今日のおかず美味しくないし気分は最悪

宇佐美「ったくなんなんだよアイツまじで」

三島「何か嫌なことでも言われました？」

三島がカレーを頬張りながら聞くから言ってやった

宇佐美「いやもうなんかすっごい嫌い。何も言わなくても嫌い。嫌味がすごい。存在が嫌味なの」

岡田「ちょっと言い過ぎですよ～笑」

宇佐美「いやホンット喋ってみたら分かるから！マジでこれ冗談抜きだから！」

野田「ぎゃははっ宇佐美さんおもしれ～」

箸でおかずをグサグサしながらそう言いと笑われてますますイライラしてくる

三島「まぁでも彼もまだ入りたてですし、緊張してるだけでしょう」

お茶を飲みながらこいつは呑気なこと言ってくれるよ

宇佐美「三島、お前は心が綺麗すぎるんだよ」

野田「そうそう」

三島「えっ？別に普通ですよ？」

岡田「三島って本当、どんな神経で陸軍兵士やってるんでしょうね笑笑」

宇佐美「仏かっつの」

野田「そうそう」

三島「え～っ！？」汗

＊

夕食も食べ終わり、お風呂も入って部屋へ戻るが

僕史上最高に戻りたくない

自室が地獄と化している…

三島「大丈夫ですか？顔青いですよ？」

宇佐美「はぁ…お前ら自分の部屋に帰るの嫌に思ったことないだろ」

三島「まぁ…はい。谷垣はいいやつですし」←谷垣と同室

宇佐美「はっは、のろけんなよ」

三島「ええっ…のろけ？」汗

岡田「こりゃ相当疲れてますな」

野田「俺は岡田とよく将棋しますよ～お互いヘボだけど」

宇佐美「だからのろけんなって」

野田「羨ましいんですか？」

宇佐美「はぁ…もういっそ除隊しようかな」

岡田「どんだけ悩んでるんすか笑笑」

宇佐美「あいつ花沢閣下の隠し子だっけ？」

野田「母子そろって捨てられたんでしょう」

三島「やめなよ～」

宇佐美「あー…そういやアイツ飯は食ったのかな。放ってきちゃった」

野田「なんか月島さんが一緒に食べてましたよ？」

宇佐美「は？なんで」

野田「さぁ？まぁ食堂の使い方教えるついでだと思いますけどね」

そこでまた疲れた月島さんの顔を思い出す

月島『はぁ…』

宇佐美「あ～…月島さんお気の毒に…」

岡田「じゃあ俺ら明日は早番なんでもう寝ますよ」

野間「すみませ～ん」

宇佐美「は？え…は！？」