世界一甘い自由研究【高尾和成】

▼自由研究.24 ページ27

「A、ちゃんと具合が悪かった、とか報告してくれなきゃ困るし、心配するだろう」









大坪さんに、叱られ始めて役20分









昨日の夕飯時に、私は黒子くんと話していて夕飯を食べなかった









だからってこんな朝の5時頃から怒らなくたって…









「すみませんでした…これからはちゃんと報告しま…「ちゃんと食べるんだ」…はい」









説教も終わり、合宿所の廊下を歩いていると









「なぜここにいるのだよっ！？」









という、緑間くんの大きな声が聞こえてきた









気になって声のするほうに行くと









「あ…黒子くん」









黒子くんもこっちに気づいたのか、あ、と少し驚いた表情を見せた









和成とは気まずいけど、普段通りにしよう









「おはようございます。Aさん







Aさんは秀徳高校だったんですね」









私の制服姿を見て、黒子くんはそう言った









そっか…昨日は部屋着だったんだよね…









「黒子の友達なのか？」









黒子くんの隣にいる緑間くんと同じくらい大きい赤髪の男の人に見下ろされる









そう聞かれ、どう答えればいいのか少し迷った









昨日慰めてもらった人、友達…なのかな









「はい。僕の友達ですよ。昨日知り合いました」









黒子くんは赤髪の男の人にあたりまえのように答えてくれた









「……昨日？」









和成はそれを聞いて、顔色を変える









あ、そうだ…昨日って言ったら…









「ちょっと！もうみんな食堂にいるわよ！






何やってんの？」









背後から女の人の声がして振りかえると、包丁を持った短髪の女の子が立っていた









その後すぐに女の子に引きづられるように、黒子くんと赤髪の男の人は行ってしまった









色々と、すごかったな……





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明日更新させていただきます。

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