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第82話 ページ42
あれから僕は誰にも言わず退院して、
学校もやめて、日々樹邸宅には置き手紙を残して
静かに出ていった。
もちろん、住む家はなかったので…ビジネスホテルを
転々としながら、途方もない日々を送っていた。
『(ぼくには、もぅなにも残ってない……)』
その時、あの人に声をかけられたんだよ。
??「やっと見つけましたよ。貴方、ユキさんですよね？」
『…誰ですか…あなた。』
「おやおや★紹介が遅れました。私こういうものでして」
青の瞳にマゼンタの髪の毛…妙に胡散臭い話し方をする
人は僕に名刺を見せてきた。
『COSMIC PRODUCTION…(芸能事務所？ )』
「ええ♪♪どうです？
私と一緒に着いてきてくださいませんか？」
＿＿これが、僕とKnightsの終わりまでの物語。
そして、茨と出会って次の始まりの物語でもあったんだ。
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作者名：くま吉 | 作成日時：2024年2月28日 22時
