第45話 ページ4
翌日になり、見知らぬ家の天井で目が覚めた。
『…………､あれ、ココ…どこ？』
あぁ、そうだ。ここ渉の家だった。
空港から家に帰ったあと、渉が歓迎会(？)を開いてくれて
ゾウやら、鳩やら気球やら…なんか、すごかった。
あの後リビングで寝てしまった気がするが…、
渉が運んでくれたのか、自分の部屋のベットで寝ていた。
荷造りも済んでないからまだ部屋には
キャリーケースやバックが置かれたままだった。
『ふぁぁ…。今日から学校かぁ。』
ｶﾞﾁｬｯ「おはよぉございます!!!」『!?…お、おはよう』
「よく眠っていましたねぇ。さぁさぁ！
今日から学校なので準備をしてください♪
制服はそこのクローゼットの中に入っているので…
……着替えるのお手伝い致しましょうかぁ？ﾆﾏﾆﾏ」
『も、もう子供じゃないんだし自分で着替えれるから
早く部屋から出て行って』
「それはそれは、残念ですねぇ。
朝食はできているので、着替えたら降りてきて
くださいねぇ♪」ﾊﾞﾀﾝ
――――――――――――――
【日々樹邸 リビング】
ｶﾞﾁｬｯ「サイズは大丈夫でしたか？」
『うん。大丈夫だよ。おはようジャンヌ・ダルク』ﾎﾟｯﾎﾟ
渉のペット(？)のジャンヌ・ダルクの頭を撫でる。
鳴きながら手に擦り寄ってきた。可愛い…。
「なら、良かったです★よく似合ってますよユキ。
あんな小さかったユキが高校生なんて…
まだ信じられませんねぇ…。」
『何言ってのんの…渉とぼくたった1歳しか
変わんないじゃないか。』
「んフフ★学園で分からないことがあれば
いつでも、どこでもこの私を
すぐ呼んでください、飛んで来ますから♪」
『(渉の事だ、本当に飛んで来る…。)
ありがとう…だけど、きちんと授業受けなよ…、』
「ご所望であれば、とっておきのサボりスポットや
秘密の抜け道も教えましょう★んフフ♪
おや、、もうこんな時間…。
朝食を食べて早く学校に行きましょうか。」
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作者名：くま吉 | 作成日時：2024年2月28日 22時
