… ページ11
大阪出張から数日後…池田屋事件が起きた。
俺と千鶴は池田屋が本命と知っているため、四国屋を完全に見捨て池田屋を本命と幹部に伝えた。
山南「動ける隊士が少ないですね…」
土方「だが、多くても困るがな」
近藤「もう、行こう｡会津藩の連絡を待っては居られん」
土方「あぁ。お前ら行くぞ！」
隊士・幹部「おぉぉ！」
俺らは池田屋へと向かった。
千鶴は手当の道具箱を用意をして着いてきている。
土方「近藤さん、入ろう」
近藤「あぁ…会津中将お預かり浪士隊新選組、詮議のため宿内を改めである！」
俺は真っ先に二階に向かう。
そして、風間の気配を探す。
土方「此所か…」
俺は障子を開けてすぐに閉めた。
土方「風間…」
風間「久しいな…薄桜鬼よ。俺は情報を集めていただけだ」
風間に渡された紙の束を見ていくと恐らく風間が集めた情報が書いてあった。
土方「助かる…お前、薫の行方を知らねぇか？」
風間「南雲薫か？知らんな…見つかってないのか？」
土方「あぁ…千鶴が心配していてな。綱道さんは無理なのは分かってる。薫だけでも助けたい」
風間「成る程な…良いだろう、俺も探してみよう。分かりしだい、屯所へと出向く」
土方「夜に俺の部屋に来いよ…バレると大変だからな」
風間「！？誰だ？」
土方「…薫！」
そこにいたのは南雲薫だった。
薫「風間に土方…」
土方「お前、どうした？その怪我…」
薫「南雲家に追われてここまで来た…」
風間「男鬼だからと言う理由で殺そうとしているのか…許せんな」
薫が倒れかけたのを俺が支える。
薫は意識を手放していた。
土方「風間、南雲家の方は頼む…薫は俺の方で保護する」
風間「もとからそのつもりだ」
風間はその場から姿を消した。
天霧「…我々の方で南雲家の処遇を決めることになるでしょう…何かあれば、言ってください」
土方「雪村の純血鬼を殺そうとするのは許す事は絶対に許せることじゃない…薫が味わった痛みをそいつらに味あわせてやりたいな(不気味な笑)」
不知「当然だな…コイツは一人で辛いことを堪えていたんだからな」
天霧「分かりました。不知火、行きましょう」
天霧と不知火も風間の後を追った。
土方「…さて、薫を運ぶ前に殺らねぇとな」
部屋の入口にいる浪士を睨んだ。
そして刀を抜いて切り捨てた。
刀を納めて薫を外に居る千鶴の下へと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千歳(プロフ) - ルカさん» ありがとうございます！更新が遅いかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年10月5日 15時) (
レス) id: 60ccabee17 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 薄桜鬼久しぶりに見ました！貴方様の作品はとっても面白いです！！応援してます♪ (2019年10月4日 17時) (レス) id: ffbf18fb0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千歳 x他1人 | 作成日時：2019年7月19日 19時
