黄瀬君、あなたは私にとって……なんなんでしょうね？4

１３２　緑間 ページ24

そう言って緑間君は私の方を見た。


貸し？私、緑間君に何かしてあげたことあったっけ……？









｢ああ、Aちゃんは覚えてねぇかもしれないけど

コイツAちゃんと前から知り合いだったんだって｣





え？私と緑間君が知り合い？





どういうことだ？







私の頭はハテナで埋め尽くされていった。








｢やっぱり覚えてねぇか…コイツ、




小学生のときにAちゃんに会ってたんだってよ｣









小学生のとき？緑間なんて名字の人いたっけ？









あれ？そういえば…









頭の奥底であの子に重なるのは







緑間君の口調とか性格とか特徴とか
















『オレはバスケで一番になるのだよ』




やたらとバスケが上手だった友だち。




『あまり近づいてくるな。バカが移るだろうが…』


いつも上から目線だった友だち。





『これは今日のラッキーアイテム。
オレはそれを身につけているのだから、オレは選ばれたのだ』






いつも変なものを持っていた友だち。




『お前はいったい何がしたいのだよ？』



口癖が少し変わっていた

































　 女の子。

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