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102 復讐 千春side ページ35

あの頃から一年半がたったとき、
やっとAが誠凛高校のマネージャーをしていることがわかった。




そこから誠凛にいる友達から情報を聞き出した。






そしてある日、モデルの黄瀬涼太と一緒に歩いているAを見つけた。




別れ際にはキスまでしている。




なんでいつもアイツだけいい思いをしなきゃいけないのよ…!




絶対に復讐してやるんだから!






だから、すぐに黄瀬涼太に近づいてみたけど、興味ないみたい。




まさか、ブス専なのかしら?




そんなわけないか…





でも、イライラする。



だから少し嘘をついた。






「へぇ…あなたが私を潰す?そんなことができるの?





あなたのAちゃん、どうなってもいいんだ?」





そう言ってあげると、



「…何かしたのかよ?」



ほらね、やっぱり食いついた。




「さあ?例えば、アイツが大好きだった元カレをアイツにコクるよう仕掛けたり?


アイツのストーカーに家を教えてあげたり?


いろいろあるけど?」




全てデタラメだけど、現実にできることなのよ?







ていうか、そこまで焦っている姿を見ていると実現したくなっちゃうのって私だけかしら?





フフ、私って性格が悪いみたい。

まぁ、知っているけど…








すぐに黄瀬君は私の胸ぐらを掴んだ。





「あは、怒っちゃった?」






ふざけて言ってみただけなのに、









「ふざけんなよ…」





「…っ」









あまりにも迫力がありすぎて私の体は言うことを聞かなくなって急に体温が下がった。




な、なによ…!


悪いのは、すべての引き金はAでしょ?




なんで私が悪いの?









でも黄瀬君は私を離すと急いでどこかに走り去った。


































「さーて、これからどうしようかな…?」


たった一人、暗闇の中で意味もなく呟いた。


やることなんてもう決まっているようなもの。










なんとしても笹ヶ峰Aを潰す。







たったそれだけのことでしょ?

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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/  
作成日時:2014年3月24日 21時

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