９６ 小酒井千春 黄瀬side ページ29
鏡に映ったのは女の子だった。
誰だ？近所の人か？
いや見たことがない。
ファンの子か？
まさか、ストーカーとか？
いや、んなワケ無いよな。
｢あの、これ落としましたよ？｣
不意に後ろから声をかけられた。
｢黄瀬涼太さんですよね…？私、
小酒井千春です｣
ソイツは不気味なくらいつり上がった口元をしながら自分の名前を告げた。
｢海常高校にいるんですけど…わかりますか？｣
そう言って差し出されたのはオレのスマホ。
おかしいな。ポッケに入れておいたと思ったのに…
｢…ああ、わざわざありがとうっス。それじゃ｣
面倒くさくなりそうだったからむりやり話を終わらせた。
そして家に帰ろうとした。
ギュッ
｢えっ？｣
それなのに、後ろから何かが…
いや小酒井千春が抱きついてきた。
｢黄瀬君、いきなりこんなこと言うのなんておかしいかもしれないけどね、
私あなたのことが好き…｣
｢やめてもらえないっスか？
オレ彼女に悲しい顔させたくないんスけど｣
そう言って小酒井千春を離した。
｢ご、ごめんなさい。でも私、｣
｢それじゃ…｣
気分が悪い。抱きつかれたときに移ったあの子のキツい香水のせいだろうか。
いや、もっとなんか…
よく分からないけれど、
そう…作られた空間にいるような、
そんな感じがする。
｢なーんだ、こんな芝居じゃダメか…まあいいや。
質問、あなたは笹ヶ峰Aを知っていますか？｣
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですｗｗ今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな？ｗ ういっす。頑張らせてもらいまっすｗ (2014年3月24日 22時) (
レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ！ (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時：2014年3月24日 21時
