90 涙の止め方 ページ23
「そういうときはこうすればいいんスよ?」
不意に黄瀬君の顔が近づいてきて、
私は何かよくわからなくてまぶたを下ろして強く目をつむった。
チュッ
小さなリップ音と一緒に唇に主に何かが触れたような違和感を感じて目を開けば黄瀬君の顔が離れて行くのが見えた。
「ね?止まったでしょ?」
そう言って黄瀬君は楽しそうに笑っているけど、
今のってキス…だよね?
「えっと…?」
いや、確かに涙は止まったけど、
学校でのなんて比じゃないくらいに体が熱くなってくる。
だって、
「ファーストキス…だったりして」
「は?Aっち、ファーストキスだったんスか!?
………よっしゃ!」
「えっ!?今『よっしゃ』って言ったよね!?」
なんでよっしゃ?
「だって、Aっちのキスオレが初めてなんスよね?
誰にもされたことがないんだから嬉しいに決まってるじゃないっスか」
なんで黄瀬君はいつも私の心臓さんをより早く動かすことができるんだろうか。
心臓さんが過労死してしまうんですが。
そしたら、私死亡決定なんですけど。
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年3月24日 21時